約 679,252 件
https://w.atwiki.jp/youken/pages/17.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
https://w.atwiki.jp/niconicolive_yoyogi2/pages/23.html
ドワンゴ川上会長の狸発言 当日の模様 うさTwitterより 野宮Twitterより 募金について 当日の模様 いつの間にかビニール袋に…… 募金の中身1 募金の中身2 動画に書き込みをした人に運営が送ったメール imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 うさが募金の振込後に上げた郵便局の受領書 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 スレに貼られた画像URL 【歌ってみた】避難所の代々木公園で電力を消費しオナニーライブ http //hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1300113387/ 921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(三重県)[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 06 18 16.61 ID fOSUssXQ0 [49/65] pass aiueo http //uproda.2ch-library.com/lib352458.jpg.shtml http //uproda.2ch-library.com/lib352460.jpg.shtml http //uproda.2ch-library.com/lib352461.jpg.shtml http //uproda.2ch-library.com/lib352462.jpg.shtml http //uproda.2ch-library.com/lib352463.jpg.shtml ミスってpass 1 http //uproda.2ch-library.com/lib352464.jpg.shtml 【歌ってみた】避難所の代々木公園で電力を消費しオナニーライブ 2 http //hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1300140010/ 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(三重県)[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 08 24 41.49 ID fOSUssXQ0 [13/18] pass onausa http //uproda.2ch-library.com/lib352474.jpeg.shtml 野宮ポーチ元画像 http //uproda.2ch-library.com/lib352475.jpg.shtml うさ募金解体元画像 http //uproda.2ch-library.com/lib352476.jpg.shtml うさビニール元画像 http //uproda.2ch-library.com/lib352477.jpg.shtml ポーチ記事確認1 http //uproda.2ch-library.com/lib352478.jpg.shtml ポーチ記事確認2 http //uproda.2ch-library.com/lib352479.jpg.shtml うさ募金解体 http //uproda.2ch-library.com/lib352480.jpg.shtml うさビニール 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(三重県)[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 09 19 12.24 ID fOSUssXQ0 [30/31] 相変わらず安い仕事ですまんが、念のためキャプった pass onausa http //uproda.2ch-library.com/lib352482.jpg.shtml http //uproda.2ch-library.com/lib352483.jpg.shtml 263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(不明なsoftbank):2011/03/16(水) 12 37 14.76 ID pKtl44NJ0 一応貼っとくわ ttp //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1429992.jpg
https://w.atwiki.jp/hengtouhou/pages/1801.html
影のジャックに似た挙動だが彼ほど危険ではない。倒すと写真撮影された回数分の「プレイヤーの写真」を落とす。 - 名無しさん 2017-03-26 20 08 51 無駄のない竜巻連射により浮遊のない@を一瞬で屠る ミラーマッチの場合はただのカモ - 名無しさん (2024-07-12 12 37 46)
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/397.html
「……というわけですよ」 説明が終わると彼女はむいたみかんを一房、口に放り込んだ。 「なるほど、スキマ妖怪もたまには粋な計らいをするもんだ」 俺もみかんを一房。うん、今年もおいしいんだな。酸味と甘みが絶妙だ。 コタツでみかん。ちょっと早いけど寒いのは寒いのだ。 隣に恋人の鴉天狗。これで体も心もあったかくなるというものだ。 そして説明されたのが『神様連中の里帰りに便乗して外界ツアーをするから帰省するカッポウを スキマから覗いて、霜月初めの宴会で映像としてたれ流すために手伝いなさい』というもの。 要はイチャイチャ覗きin外界。ただ、惜しむらくは―― 「というわけで、○○さんも手伝ってくれますよね?」 「ん、いいよ……」 「あれ? なんか元気ありませんね」 射命丸が不思議な顔をして聞いてきた。 「もしかして、いやでした?」 「うんにゃ。出歯亀根性は射命丸に負けないつもりだよ」 まぁ人の恋路をニヤニヤ眺める。決していい趣味じゃないとは自覚している。 それを生業とする恋人で新聞記者の彼女くらいなものか。そんな事を話せるのは。 「じゃあなんで」 「ほら。なんつーか……俺も行きたかったなぁ、ってさ」 少しだけ笑ってみせる。やっぱりスキマTVの編集ということは帰省旅行には行けない訳で。 他のやつらが羨ましい。少しだけだけど。 「あ、あう、すいません……」 「なぁに、気にするな。俺は文さえいればどこだっていいよ」 肩を抱き寄せてささやく。実際そんなものだ。元居た世界への未練などとっくにない。 「○○さん……んっぅ……」 目元を潤ませて俺を見上げている射命丸が余りにも可愛かったので唇を奪った。ほのかにみかんの味がした。 「さてさて、てことはしばらくスキマにこもるのかね」 準備を進める。一週間分の着替えくらいなものか。あと洗面道具。 うん、旅行じゃないけど旅行みたいだ。スーツケースを閉めて思う。 「○○さ~ん、準備できましたよ~」 玄関口から声が聞こえた。早いな、もう準備万端か。 「おう、こっちもだ~」 さて、行きますか。少女たちの幸せな笑顔と涙、残らずフィルムに残してやる。 にやりと笑ってスーツケースを引っ張りながら外へ向かった。 ================================================================================ 青年作業中…… ノゾキじゃない! これはドキュメンタリーなんだ! ================================================================================ 「……っあ”---!!!」 椅子の背もたれに全体重。ぎしりと音を立て、一緒に背骨がなった。 現在作業中。作業五日目にして貫徹二日目。不思議と眠気がないのが逆に怖い。 射命丸はむこうの部屋でナイスバカップルの盗撮をしています。俺たちは目下いろんなカップルを盗撮して回っている最中だ。 当然俺も撮ってはいるのだが、まったくもってカメラが二人では手が足りなすぎる。 何と言ってもカップルの数が多すぎるんだ! 何だよ! 全員終日自由行動の修学旅行かお前らは! 「そんなことを言っても彼らはただただ幸せに微笑みあうだけなのであった、まる」 ビデオ画面(笑顔でお茶をする吸血鬼カップルが見える)に毒を吐く。くそう、幸せそうな顔しやがって。 当日会場中をニヤニヤ笑いが渦巻くくらいに甘甘編集にしてやる。 しかし、あのケーキ美味しそうだなあ……。 「○○さん、調子はどうですか?」 隣の部屋で作業していた射命丸が話しかけてきた。 「んあ? 最高に最悪だぜ? いや、最悪に最高なのかもしれないが」 カメラから目を離し彼女を見やる。人間にこの不眠レースはきつすぎる。きっと今の俺の顔、ひどいんだろうなあ。 彼女は少し心配そうな、でもうれしそうな顔で話しかけてきた。 「あまり無理はしないでくださいね、これ、差し入れです」 そう言って差出したビンは黄色いラベルに大きくロゴが入っている。 うん、二十四時間戦えますかってか。嫌味かこのやろう! でも差し入れはありがたいのでにやけてしまう。 「文もな。疲れたらちゃんと無理しないで寝るんだぞ」 受け取りながら彼女の顔を見るが、さすがに妖怪でも疲れるみたいだ。 「○○さんに言われたくないです、すごい顔ですよ」 すごい顔ってどんなだ。 「俺はオトコノコだからいいの」 「むう、ずるいです……」 射命丸が抱きついてきた。抱き返してやる。何日ぶりだろう、安心できるこの感触。すごく気持ちいい。 「○○さん、すみません、手伝わせてしまって」 「ん? 俺がやりたいことをやっているだけさ、何も謝ることはない」 抱きしめる力を強くする。 「でも、行きたかったんでしょう?」 「何度も言うけど文と一緒にいれるなら俺はどこだっていいからさ」 俺の胸に顔を押し付けながらむうむう唸る射命丸。でも幸せそうだからやめてあげない。 「しかしまずいな。眠くなってきた……」 「無理しちゃいけませんよ……」 傍らにあったタオルケットを引き寄せて体にかける。片腕にはいとしい彼女。それなら固い床も最高のベッドだ。 「そうだな、じゃあ、休憩しようか」 「そうですね……ふふ、こういうのも久しぶりです」 二人で笑いあう。目を閉じ、彼女の匂いを胸いっぱいに吸い込むと、眠りの世界へ旅立った。 「あらあら、こっちもこっちで熱いわね」 カメラを回すスキマ妖怪の視線の先にはひとつのタオルケットで眠る、静かな寝息が二人分。 「紫様、起こさなくても……?」 後ろで覗き込みながら赤い顔の九尾の言葉に 「こんな幸せそうに眠っている二人を起こすのなんて不躾が過ぎるわ、クォリティ確保には休憩も必要だしね」 ニヤニヤ笑いで答えるスキマ妖怪。 「あやー……んぐぅ」「○……○……さん……むにゃ」 これもスキマTVのいいネタになる。そんなことは露知らず、お互いの名前なんて寝言で言ってしまったり。 静かに扉が閉まる。 その後眠った二人の代わりに式とその恋人をフル稼動させたり、紫本人の彼氏も参戦したりと、この日のマヨヒガは賑やかだった。 「んん……」 目が覚めた。すごくすがすがしい。ああ、そうだ、射命丸に差し入れもらって一緒に寝ちゃったんだ。 「んう……あ、おはようございます、○○さん……」 射命丸も起きたみたいだった。二人一緒に半身を起こして伸びをした。 「おはよう、文」 言って、腕に巻いた時計を見る。 ここに着てからお日様の光を拝んだ気がしないので時間感覚がまったくないが、時計だけが頼りだ。 ん……十時間近く寝ていたわけか。道理ですっきりしている。 「寝起きがてらにご飯にしましょうか?」 「そうだね、それがいい」 そういって二人で部屋の外へ。廊下を進むと紫さんと彼氏の××さん(客人とか言ってたが あのべたべたっぷりは恋人のそれだろう)が歩いてきた。 そうか、行けなかったカップルは俺達だけじゃないんだな。仲間が居たことに少し安堵する。 会釈しようすると二人そろって 「「きのうはおたのしみでしたね」」 とか言われた。別に何も疚しいことはしてないのにすごく恥ずかしくなった。 真っ赤な俺たちを満足そうなニヤニヤですれ違う。 まぁ何にしろまずはご飯だ。 「あ、そうや○○」 「はい?」 ××さんに話しかけられる。 「仲間ちゃうよ。ワシと紫はもう終わってきたんや」 心を読んだのか表情を読んだのか知らないが、うん、負けないようにしよう。 俺はあふれ出る涙を止められなかった。 「さて、なんだかマンネリになってきたかな」 「ええ、イチャイチャも一通り撮りましたしね」 お茶の時間の会話。今日のお茶菓子は羊羹だった。 現在十七日目。一通りの参加者のイチャイチャは撮った。あとは毎日あれを繰り返すだけだと思うと 胸焼けがしてくる。しかし、自分たちもそうなったかもしれないと考えるとなんともいえない。 「ええ、そうね、じゃあ、あなたたちもちょっと行って来る? あーん、ん、美味しい」 紫さんが××さんと羊羹の食べさせあいをしながら(人目を考えてほしいと思う)そんなことを言う。 「ええ? いいんですか?」 驚いたように射命丸も言う。そりゃそうだ。俺も一月缶詰だと思っていた。 「ええ、ただ、あまり長くはいられないわね、はい、あーん……編集作業もあるし。三日ってところかしら」 三日。短いような長いような、そんな期間だ。 「じゃあ、文、どこに行く?」 隣の射命丸は真っ赤になっていた。紫さんが××さんの指についた羊羹をなめとるのがそんなにアレだったかな。 「えーとですね、……私も○○さんのご両親にお会いしてみたいです」 爆弾発言。いやはや、一言で顔がすごく熱くなるのがわかった。 えーと、これは、そういうことだよな。うん。 「う、うん、いいよ」 「あらあら、これはこれは……」 「青いのう」 ニヤニヤするふたりと真っ赤な二人。今日のマヨヒガはいつもより空気が甘かった。 体が重力から開放される感覚、そして暗転、閃光に目を閉じ、重力が戻る。 目を開けると……別世界。 「というわけで来てみた訳だけれど」 「直通ってのもなんだか情緒がないですね」 「いいことを教えてあげよう。俺の尊敬するかの有名な漢、ストレイト・クーガー氏の言葉に……」 所かわって現在札幌。札幌駅の石作りのわっかの前。スキマを抜けたらここだった。 急に現れて変に思われるかとも思ったが、おそらく意識の境界でもいじったんだろう、 俺たちのことを特に気にはしていないようだった。 射命丸は八雲家のコーディネイトでワンポイントの刺繍が袖と裾に施された黒の木綿のワンピースに同系色のカーディガン。 今日はは一本歯の下駄ではなくブラウンのブーツ。髪の毛はナチュラルなままで頭巾だけなかった。 背中の羽は人間と妖怪の境界をいじってもらったらしい。便利だな。 正直最初に見たときはあまりにきれいだったから言葉を失ったけれど、今では……やっぱり少しどきどきする。 「えと、ここからどうするんですか?」 「ああ、親のところへはいつでも行けるし、ちょっと町を散歩してみようか」 「はい! ……エスコート、お願いしますね?」 彼女の手を取る。指が絡まる。離れないようにとしっかりと握った。 どこから案内しようか。歩きながら長いようで短い三日の使い道に思いを巡らせた。 とりあえずしばらくは買い物の時間になった。 参考にしたい、と売っている新聞を端から買い漁ったり、電気店でデジカメを見たり (デジタル一眼レフをねだられたけど買えなかった。高すぎる)、雪印パーラーで ドリームジャンボパフェを二人で食べたり(一万もする。それにしても射命丸、よく入ったな……あれ)。 気づけばもう九時。徒歩で大通りまで歩く。ライトアップされたテレビ塔に射命丸が嘆息を漏らす。 「すごいですね……」 眺めている射命丸の横顔がきれいだったなんて言わなかったけれど、 きれいですね? と同意を求める彼女に、ああ、そうだね、と笑顔で同意した。 そんなこんなで地下鉄、東西線で白石駅まで。外に出ると住宅街を目指す。 「○○さん」 「ん? どうした?」 「あの、この世界ってすごく楽しいですね」 「ああ、便利を追求して娯楽にあふれて、何だってたいてい買える」 「帰りたくは」 「まったく」 ため息ひとつ。彼女を抱きしめる。 「帰るところは文の隣だから。文さえいれば何もいらない。便利だろうが不便だろうが 文がいない世界なんて、俺にはもう考えられないんだよ」 そこまで言うと彼女を離した。射命丸は何も言わなかったが、真っ赤な顔で俯いて、また指を絡めてきた。 そうこうしているうちに自宅が見えてきた。 階段を上り、玄関フードをあけ、インターホンを鳴らす。程なくしてインターホンから声が聞こえた。 「どちらさまですか?」 返事が来たので返す。 「俺だよ」 しばらく無言が続いたと思うと急にインターホンがきれどたどたと走る音が近づいてくると勢いよくドアが開いた。 「まったく、帰ってくるならちゃんと連絡くらいよこしなさい!」 いきなり怒られた。 「まぁとにかく入りな。……その子は?」 母の視線が俺から後ろに控えていた射命丸に向く。射抜くような鋭いメンチだ。 しかしそこは射命丸、すかさずいつもの営業スマイルで 「はじめましてお義母様、射命丸文と申します」 なんて丁寧に挨拶しだした。まてまて、義母は早過ぎないか? とも思ったが面倒なので 「恋人だよー」 と付け加えると射命丸は赤くなってわたわたしてた。 母もびっくりしたようにこちらを見たが、すぐにとりなおし二人とも入るように促した。 居間は昔とだいぶ変わってしまっていた。まあ数年の間だし、変わることもあるか。 「で、急に帰ってきてどうしたんだい? もう帰ってこないって言ったのに」 「いやさ、恋人を紹介するために来たわけだけれど」 うん、当初の目的はこれだったはずだ。しかし、前もって連絡しておくべきだったな。 それを聞いた母親は 「そうかい」 と一言だけ。余りの簡単な言葉に拍子抜けした。 「結婚も考えているのかい?」 具体的な言葉に二人とも真っ赤になった。いや、考えたことはあるし、二人でそんな話もしたことだってある。 でも他人に言われるとやっぱり恥ずかしさの度合いが違うのさ。 「まぁ顔を見ればわかるけどね」 ニヤニヤ顔で言われた。その顔が急に引き締まり、懐から何か板を取り出す。仏壇のほうに振り返り 「あなた、見てますか……? この子がこんな可愛らしい恋人を連れてきましたよ……」 とか呟いていた。って、ちょ、親父……。マジか。 「それはおいといて、交際を認めるとか認めないとか、そんな話はする気はないよ。 自慢じゃないけどアタシも旦那とは駆け落ちでね」 禁煙パイポを咥えた母はそんなことを話し出す。 親父のことはいいのかよ、不憫だな、親父。とりあえず仏壇に手を合わせておいた。 「だからこそ、そこは本人たちの気持ちの問題さ。親のかかわるところじゃない。 そう思うのさ、アタシは」 そんな母が不意に射命丸の手を取った。 「文ちゃん、でいい?」 「は、はい」 母は射命丸とまっすぐ目を見て語りかける。その目はとても真剣だった。 「文ちゃん、こんな、馬鹿でろくでもない、変てこな男だけど、いいのかい?」 「いいえ、○○さんでないといやです」 まっすぐ返す射命丸の言葉が暖かくて、少し恥ずかしくてとてもうれしかった。 「文ちゃん」 「はい」 まだまっすぐに目を見ている。しかしその目はとても優しかった。 「この子のこと、よろしくね」 「はいッ!」 いい返事だった。俺もこれに応えていかないとな。 寝るときになって親からなぜか一部屋でいいだろうと言われた。何を求めているんだこの親は。 でもあっという間に整えられたベッドは二人でも十分寝ることができる広さがあった。 天井を見上げながら今日のことを思い出してみる。 めまぐるしい一日だった。朝方紫さんに外出許可が出て、着替えてすぐに札幌。そこからショッピングやら なにやら。そして家で親に紹介して、か。 「○○さんのお母様、すごく良い方でしたね」 「そうか……」 子供のころは厳しくもやさしく育ててくれた。親父が出張に行っている間、女手ひとつで俺を育ててくれたんだ。 しかし、俺は何を返せた? 働いて数年で急に失踪。ちょっと帰ってきて「もう会えない」なんて言って。 俺は何をもってあの人に報いればいい? わからない。 難しい顔をしていたのか、社名丸が心配そうにたずねてきた。 「大丈夫ですか? どこか、具合でも悪くしましたか?」 「いいや、あの人にどうやって恩を返したらいいか、考えてたんだよ」 素直に告白する。射命丸は少し考えて、 「そう思えられるなら、余り気にしなくていいと思いますよ」 とだけ言った。そういうものなのか。俺の気持ちの問題なのかもしれないが。 明日本人にも相談してみよう。そう思った。 それっきり、会話は途切れたが、手だけは離さなかった。 ゆっくりと意識が落ちていって安心して眠れた。 天井に隙間が開いてたのを、やっぱり俺たちは知らなかったわけだけれど。 翌日、俺が起きたら射命丸はいなかった。 先に起きたのか? 時計を見ると十時過ぎ。ああ、最近生活リズム狂いっぱなしだな。 とりあえず顔を洗うために階段を下りる。 居間のほうから女二人の声が聞こえてきた。 「わぁ、かわいい!」 「でしょでしょ? こんな可愛かったのに今じゃあれよ、あれ」 「月日って残酷ですねぇ……」 「何やってるんだよ……」 居間では母と射命丸がアルバムを開いて談笑していた。 うん、赤ん坊の写真は恥ずかしいから勘弁してくれ。ああ、そこのスカートはいてる写真は外せって言っただろう! 「○○さん、おはようござ、っく……ぷぷぷ」 「笑うなあああああ!!!」 「あはははははは」 全部見られてた。恥ずかしくて泣き濡れた。 「でも……くくく、スカートはないですよね……」 スカートは物心つく前だから勘弁してくれ。頼むから。 というわけで朝御飯。 「アンタだけなんだから早く食べちゃってね」 「むぐむぐ」 射命丸は散歩に行くといって出ている。俺と母の二人だけだった。 「なあ、母さん」 「なんだい?」 振り向かず、洗い物をしながら返す。なんだか少し、背中が小さく見えた。 「……なんでもない」 「そうかい」 カチャカチャと、洗う音、食べる音だけがする。 気まずいような、心地いいような、不思議な感覚だった。 「ありがとう」 「なんだい、急に」 振り返る。心底驚いたようで、少し顔が赤くなっていた。 「いや、ずっと考えてたんだ、今まで世話になった分、恩返しがしたいって」 思い切って言ってみた。 「恩返しって言っても、一緒にはいられないし」 言いかけたところで 「アンタ、バカ?」 なんか馬鹿にされた。 「親が見返りを求めて子育てするとでも思ってるの? 馬鹿にしないでくれる?」 「でも、何かしてあげたいって」 そこまで言うと母はまた食器洗いを再開させた。 「アンタがそう思ってくれてるだけでアタシは嬉しいよ」 静かにそう言った。 「あんた達子供がやさしいいい子に育ってくれれば、あとは何でもいいのさ」 不思議と涙が出てきた。止まらなかった。 「そう思ってくれるなら、そうだね、孫の顔くらいは見せてくれるんだろう?」 そういうと母は振り返ってにやりと笑ってみせる。 「長生きしてやっから、せいぜい遠くで感謝してな」 「ごめん、ありがと」 それだけしかいえなかった。席を立つ。 「彼女探してくる」 「あいよ、いってらっしゃい」 散歩中の射命丸にすぐに報告したかった。 @ 足音が遠ざかっていく。本当に分かりやすい子だ。 「まったく、糞生意気に育ったもんだね……感謝だってさ」 一人ごちる。食べ終わった食器を片付けながら。 また先ほどの板を取り出して呟く。 「いい子に育ってくれたね、○○。あなた、あの子はきっとちゃんとやってくれるよ、だから安心して――」 板から音が鳴った。電気ドリルの音だった。というか着メロだった。 「……はい、あ、あなた? 昨日○○が帰ってきてねぇ……へぇ、不思議な子達がいたものね」 蛇足であるが○○の父親は存命。現在出雲へ出張中である。 仏壇にはペットの遺影が飾られていた。 @ 「聞いてなかったけど、○●とか△△は?」 夕食の席で聞いてみた。そういえば弟と妹がいたはずだが。 射命丸は散歩から帰ってくるとやっぱり新聞を大量に買ってきていた。 「ああ、今二人とも就職して出張中よ」 ああ、社会人になったんだ。凄いなあ。 時間の経過を感じさせるところだった。 「アンタは向こうで何をしているんだい?」 「俺は……」 「○○さんには新聞の編集作業を手伝ってもらったり、畑仕事に精を出したりしてますよね」 まぁ、それくらいしかすることがないからな。 「向こうで土地持ちかい、がんばってるねえ」 いや、向こうはそういう概念があまり……言わないほうがいいか。 「ともかく働いてるならいいさ」 「大丈夫です、いざって時は私が養ってあげますから!」 それを言われると男の面目丸つぶれだよ、射命丸さん。 母はそれを聞いて大爆笑してたけれど。 風呂にも入ってあっという間に寝る時間。 また一緒の寝室。そこまで疲れてはいないが、母がいる事を考えるとイチャイチャしにくいな。 「あと一日ですね……」 ぽつりと射命丸がつぶやく。 そうか、明日には帰らないといけないのか。長いようで短いと思っていたが、やっぱり短いな。 あ、お土産買わないと。忘れたら紫さん怖いからなあ。 「楽しかった?」 「ええ、とっても、○○さんのこと、少しは知ることが出来ましたし」 そう言って微笑む射命丸が可愛かった。 「○○さん」 「ん?」 「帰ってからもよろしくお願いしますね」 「ああ、それこそ、末永く」 そう言ってくちづけた。触れるだけの口付け、心の底から幸せな気持ちが溢れてくる。 それから、おやすみ、と言い合って、手を繋いた。 正直キスだけじゃ足りなかったけれど、我慢した。 帰ってからでもできるさ。それに我慢したほうが燃えるしな。 雀の鳴き声で目が覚めた。朝七時半くらい。横を向くと射命丸と目が合った。 「……おはよう、起きてた?」 「おはようございます、ええ、三十分くらいですけど。寝顔、可愛かったですよ」 恥ずかしいから申告しないでください。 そんな話をしているとドアが開いた。 「昨日はお楽しみ」 「そんな事はないから」 「早く孫の顔が」 「バーローwwwww」 そんなうるさくも楽しい朝。だけれど、今日で戻らなければいけない。 本当に長いようで短かった。他のカップルが本気で羨ましくなった。 「と言うわけで今日帰る」 「そう、あわただしいね」 母はあっさり返した。出会い別れには淡白な人だ。 朝御飯の席でいきなり切り出したが、リアクションが薄かった。 「ほら、ポカーンとしてないでさっさと食べないと、二人でいる時間がなくなっちゃうよ」 と急かされた。余計なお世話だと思う。でもご飯は急いで食べた。 「ちゃんとよくかみなさい」 どっちだよ。 「じゃあ、次は家族三人で来なさいよ」 出発することにして、玄関先で言われた。顔が熱くなるからやめて欲しいのだが。 「……努力s」 「分かりました!」 そこ肯定しちゃうんですか射命丸さん。いや、うん。まぁ、いいか。 「それじゃ、文ちゃん、またね~」 母ののんきな声に背中を押され、地下鉄駅へ歩き始めた。射命丸さん、手はそんなに振らなくていいですから。 後ろから見送る声。 「ほんとに次は家族三人にしてきなさいよ~四人でも可~」 大声でなんて事言いやがるあの人は。なぁ? と射命丸を見たらニコニコしてやがる。 ああもう、がんばるしかないか。いろんな意味で。 「○○さんの家、暖かかったですね」 歩きながらそう射命丸に言われた。 「ん、そうか?」 「そうですよ」 「そうか、よかった」 それから会話が途切れ、静かになった。 黙ってはいたけど、繋がった手が暖かかったから、言葉はいらなかったんだと思う。 「さて、お土産を買うわけだが」 とりあえず狸小路に来てみた。そこの一角にある土産物屋を物色する。 とはいっても駅構内に普通に設置されているものも多いわけだが。 「名前が素敵ですよね、これ」 「ああ、これはいいかも。北海道に来ているほかのカップルとかぶりそうな気もするが」 そう言ってチョコサンドクッキーの缶詰を指差す射命丸に同意する。 あとは……何がいいかな。十日くらい保つ物じゃないとなあ。 とりあえず積んであった白い○人を数箱確保。足りんか。もう数箱。 あとは……ああ、このスナック菓子も美味しいんだよな。あと日持ちしそうなハラスや鮭とば、こまいなんかいいかも。 紫さんには地酒でも買っていくか。藍さんにはこの無駄に高い油揚げでいいや。橙には……チョコはまずいよな。夕張メロンゼリー。 「○○さん○○さん」 ニコニコしながら俺の名を呼ぶ彼女の手には名前入り根付が握られていた。 「私の名前が入ってたんですよ、これ」 ああ、たしかに『あやちゃん』だな。楽しそうだ。とりあえずそれも買うことにしよう。 送り先に紫さんに指定された所を記入する。スキマ直通とは、なんとも便利。 勿論根付と八雲家へのお土産は別。 さらに町をぶらぶらする。最後だし思いっきり遊ぶことにした。待ち合わせは二十一時に札幌駅の石の輪の前。 お昼はラーメンにした。むう、やはりしょうゆが好きだ。射命丸は味噌を頼んでいた。 札幌といえば味噌だと本に書いてあったらしい。お互い半分こしてみた。 「しょうゆの方が美味しいって、はい」 「いえ、こちらのほうも、ほら」 半分にするにも器がないので、お互い食べさせあったり。 「確かにしょうゆも美味しいですねちゅるちゅる」 「んだね、味噌も美味しいけどずるずる」 いや、おかしくないよな? 普通やるよな? なんか視線が痛かったけれど。 パチンコ屋の上にあるゲームセンターにも行った。気の抜けた顔のげっ歯類の人形を取るために二人で四苦八苦した。 取れたときの彼女の顔はすごく楽しそうでこちらまで嬉しくなった。 コンビニでまた新聞を一通り。ほぼ毎日朝夕出していると聞くとしきりに感心していた。 休憩がてら少し早めの夕食。ハンバーガーショップに入ってみた。 「これが『はんばーがー』ですね」 「そうだ。作った国で締め出されたらしいぞ」 「難儀な食べ物ですねえ」 ガラス張りの窓際、二人で並んでハンバーガーをぱくつく。 「あ、そのポテトいただき」 「あ、ずるいです、そっちのナゲットもらいますよ」 「ちょ、数の比があわねえよ」 等とサイドメニューの食べあいをしてみたり 「あ、ケチャップついてるよ」 鼻の頭についたケチャップを指で掬い取って舐める。 「あやややや」 とかやってたら行き交う人がじろじろ見てくるからなんか恥ずかしくなった。反省。 ================================================================================ 閑話休題 ~いちゃつくなら目立たないところで。 ================================================================================ 「ふー、美味しかった」 「身体、暖まりましたねぇ」 すっかり寒くなった夜の街を歩く。時計を見ると二十時。 もう約束の時間が近いが、最後に行きたいことろがある。 そのビルは一際大きく見える。勿論大きいのだけれど、別の意味でも目立つからかもしれない。 「ここですか? うわぁ、すごいですね、アレに乗るんですか?」 「ああ、待ち時間が少ない事を祈るばかりだ」 七階。少し人が並んでいたけれど、待てないレベルではなかった。ありがたい。 順番が来る。二人分のチケットを渡し、乗り込み、向かい合って座るとゴンドラはゆっくりと動き出した。 初めてであろう観覧車に射命丸がはしゃいだ。 「わわ、すごい、上っていきますよ」 「そうだね」 射命丸はしばらく楽しそうに外を眺めていたが、急に少しさびしそうに呟いた。 「はぁ、もうすぐここともお別れですか」 「何、また一緒に来れるようにすればいいさ」 にやりと笑って言ってやる。射命丸はすこし赤くなってうれしそうに、そうですね、と答えた。 「……あ、そっちにいっていいですか?」 「ん」 少しずれると隣に射命丸が入る。 遠く映る夜景にしばし二人見とれた。自然と肩に手が回って、その手に射命丸の手が重なる。 「綺麗ですね……夜景」 「ああ、本当に……」 静かに落ちてゆく光の粒たち。静かに二人だけの時間が過ぎていく。 その光景も頂上に差し掛かった。眼下には光の海が広がって、あとは降りていくだけだ。 「○○さん……」 「ん」 呼ぶ声に彼女と目を合わせる。だんだんと近づいていき、目が閉じる。 唇が触れ、そのまま、深く。 「んっ……」 息の詰るようなキス。 舌を射命丸の歯茎に這わせると、ゆっくりと射命丸の舌が追いついてそのまま濃厚なダンスを踊る。 「ふぅん……んんぅ……ぁふ……」 気持ちが高ぶっていくのを抑えずに濃密に息継ぎを繰り返し、たっぷりとお互いを貪りあう。 「ちゅる……ちゅ……んぁ……っはぁ」 唇がようやく離れる頃にはふたりとも出来上がっていた。 「……我慢できなくなりそうだ」 「……私もです」 ――間もなく 地上です、そんなアナウンスのせいで中断せざるを得ず、二人とも真っ赤になってしまう。 降りるときに係員に「お楽しみいただけましたか?」ってニヤニヤ顔で聞かれたから 「次回からスピードを半分にしておけ」と言っておいた。 二十時二十分。札幌駅へ向かい最後の外界歩き。 もう帰る時間はすぐそこだ。 八時五十八分、札幌駅石の輪の前。スキマ妖怪はすでに待っていた。 「お帰りなさい。楽しめた?」 「今日ほど、あと一日休みが欲しかった日はないですよ……」 射命丸が残念そうにそう言った。 「あらあら、凄く楽しんでもらえたみたいでよかったわ」 にこにこするスキマ妖怪。その目がこちらを向く。 「さて、ところで○○、これを機にこっちの世界に戻ってもいいのだけれど?」 半眼流し目の挑発的な質問。なぜ、そんな当たり前の事を聞くのか。 「バカな事を」「ふふ、冗談よ。編集者が足りなくなるもの」 もはや観光地としての外界であり、俺の故郷は幻想郷なのだと、確信できた。 隣にいる彼女のいるあちらの世界こそ、俺の居たい世界だ。 「○○さん、帰りましょう、私達の世界へ」 スキマが開いた。射命丸と手を繋ぎ迷い無く飛び込む。浮遊感、暗闇、閃光。 飛び込んでからマヨヒガへつくまでずっと手は離さなかった。 「おかえりなさ~い!」 「おかえりなさいませ」 「ただいま。藍、橙」 というわけで戻ってきた。おそらく二十日目。あと十一日。先は長い。 「とりあえずお土産です」 橙にメロンゼリー。渡してから、たくさんあるから一日一個だよ、と言ったが もう既に二つ目を平らげている途中だった。 藍さんに油揚げ(30枚入り)。私の扱いはやっぱりコレなのか、という悲しそうな目と これはいいものだという食欲に滾った目を同時にしていた。面白かった。是非とも 違いの分かる九尾になってもらいたい。 紫さんに日本酒。地酒と聞いて喜んでくれたのだが、銘柄を見て殴られた。いいじゃん、 美味しいんだよ。『万齢』。 お土産を渡し、疲れたので今日は寝ると言って寝室に戻った。 二人でベッドに腰掛ける。 「明日からまたデスマーチだな……」 「がんばりましょう……」 さっさと着替えて寝ることにした。明日からまた眠れなさそうだから。 「……うーん」 隣の射命丸が寝返りを打つ。 きしり、と音が鳴り、僕の上に覆いかぶさる。 「……文?」 射命丸は目がとろんとして、頬を染めていた。 「ごめんなさい、あの、その…………身体が、その」 赤くなってしまった彼女を抱きしめる。 「ああ、じゃあ、観覧車の続きから?」 「いえ、その……最初から、でお願いします……」 どうやらもう今夜から眠れなさそうだ。 新ろだ68 ─────────────────────────────────────────────────────────── 起――何があろうとしているのか。 人里から少し離れた森の中。ひっそりとたたずむ料理屋がある。 昼前のそこは今日も今日とてとてものどかだった。 「ますかーれい!ますかーれい!ぐらびゃーますかーどんびーれい! げらぅ!げらぅ!うぃーでぃすがいず」 「何を言っているんですか……」 呆れ顔の射命丸に突っ込まれたが、今日は十月三十日。ハロウィン前日なのだ。浮かれたっていいじゃないか。 「うむ、これはやはりお菓子を用意せにゃあなあ」 「こんな辺鄙なところに来る子供がいますか」 住居スペースに料理人とカラス天狗がソファに座りながらそんなことを話していた。 たしかにここは少し里から離れているし、入ってすぐとはいえ森の中にある。 「いや、来るね、間違いなく来る。僕の勘は間違いない」 「あー……でも慧音さんが連れてくるかもしれませんね。確かに」 「いや、さっき慧音先生に行くからって言われて菓子材料もらってきたところだ」 「勘でもなんでもないじゃないですか」 明日のために何をしようか、今日は開店休業状態。何かするなら今しかないな。 「とりあえずお菓子作るのは確定でいいよね」 「いいですね。私も手伝います」 とりあえず作るものをリストアップする。 「キャンディは作れなくも無いけど香霖堂にあったはずだ。文、確保をお願いできる?」 「わかりました~」 「ケーキとクッキーはここで作れるから僕が作る。久々だから心配だけど」 「どれくらい作ればいいんでしょうかね?」 「かなりの数、作れないとまずいと思う。慧音先生が来るなら子供の数も馬鹿にならないし、 子供達のほかに来ないとも限らない、というか来るに10000ガンプラ」 「そ、そうですねー……」 ジト汗の射命丸。さすがにその事を考えると数を用意しないとまずい気がする。 そんな事を話していたら、もうお昼も大分過ぎた時間だった。客は来ない。 遠くでちんちんと鳥の鳴く声が聞こえたりもする。まだ真昼間だと思うのだが。 「静かだねえ」 「静かですねえ」 まったりと二人、お茶をすする。すごくのどかだ。 おもむろに皿に遣った手が空を切る。見るとお茶菓子が切れていた。 甘味が足りない。 「……文」 「はい?」 「……キスしよっか」 「……ん」 唇が触れる。どんなお菓子よりも甘いそれは、僕専用の大好物。 麻薬のようであり、極上の菓子のようであり、禁断の果実のようでもあり。 触れればとろけてしまいそうで、味わえば病み付きになる。 「ふふ、なんか幸せですね……」 「だねぇ……」 そういって笑いあう。 こうやってのんびり彼女と過ごす秋の一日も、またいいものだ。 そんな事を思いながらもう一度唇を重ねようと 「おーい、いつものだぜー」 「遅めの昼ご飯ね」 「ちょっと遅れちゃった、って誰もいないんだね、珍しい」 「大方奥でイチャイチャしているんじゃないか?」 向こうから聞こえてきた箒を立てかける音となじみのある声に遮られた。 「むー……」 「残念だがお客さんだ。文、続きはまた夜に、ね」 「え、ええ……よ、夜……!?///」 口をパクパクさせる文をおいといて厨房へ入った。 「そろそろツケを精算しろよー」 「死ぬまでに払ってやるから安心しろー」 「あなたがお賽銭を入れてくれるなら考えてあげなくも無いわ」 「すいません、そのうち払いますから」 しばらくするとそんなやり取りが聞こえて来る。射命丸も立ち上がった。 「さて、私もやるべき事をやりますか」 そう呟くと、彼女はどこかへ飛んでいった。 承――それをどうするか。 その日の夜から作業は始まった。クッキー生地を大量に用意する為だ。 バターも砂糖も小麦粉も、ストックがなくなりそうだ。また、買出しに行かなければ。 そんな事を考えながら、最後の生地もラップに包み終わる。 「というわけでクッキーはこのくらいか」 大量のタネ生地を冷蔵庫にしまいながら、呟く。 「これだけあると焼いて、袋詰めするのに骨が折れそうだ、あんまり考えたくないな……」 まぁいいさ、お祭りは楽しくやらなきゃ。 既に店先はお化けかぼちゃのくりぬき型や蝋燭ですっかりハロウィンの飾り付けだ。 「さて、寝たい所だけど……」 まだ射命丸は帰ってきていない。むう、どうしたものか。 「ただいま帰りましたー! おお、もうすっかり出来てますね」 そんな事を考えていると丁度いいタイミングで射命丸が帰ってきた。肩からかけたかばんがパンパンだった。 「お帰り。どこかいってた?」 「ええ、取材とかいろいろです」 かばんから結構な大きさの袋を取り出す。 「ふむむ?」 渡された袋には大量のキャンディが入っていた。ああ、香霖堂か。 「ありがとう、お疲れ様」 「いえいえ、○○さんこそお疲れ様、ですよ」 労いの言葉がありがたい。まぁ、なんにしろ明日は当日。お菓子も作らないとだし、 「そろそろ寝ようと思ってたんだけれど」 「あ、はい、おやすみなさい……あの」 おずおずと射命丸が僕の服のすそを掴んだ。 「ん?」 「……お昼言ってた、あれ、……覚えてます?」 真っ赤になってうつむく射命丸が可愛かった。 うん、もう少し夜更かしするのもありだろう。愛はすべてに優先するさ。 ================================================================================ 中略 ~ヨッシーのクッキーやると無性にクッキー食べたくなるよね!(○○・談) ================================================================================ 「……うー……うーん? ……そこまでよっ!?」 起きた。何を言っているんだ僕は。なんか凄く大切な事をすっ飛ばされた気がする。 「ぅ……おはようございます……」 横にいた射命丸も起こしてしまったようだ。まだ眠そうだ。 「おはよう射命丸。もう少し寝てていいよ」 そういうと、じゃあもうすこしだけ~、と暖かい布団をかぶってしまった。 起きて服を着替える。時計を見るといつもより二時間寝過ごしていた。 とりあえず顔を洗って頭をすっきりさせる。 コックコートに着替えて僕はケーキの準備に取り掛かった。焼き物が多いからあまり余裕は無いと思う。 生地を作るより先にオーブンを暖める。クッキーも平行して焼かなければ、間にあわなそうだ。 ケーキを作りながらクッキーを焼く。なんというか、クッキーとキャンディだけでも良かった気がする。 しかし、作ると決めたからにはやり遂げねば。意地があるのさ、オトコノコには。 「ふぁぁ、おはようございます」 最初のクッキーが焼けたころ、射命丸が降りてきた。 「おはよう文、顔、洗っておいで」 「あふ、ふぁい……」 のろのろと外に向かう彼女。おっと、次のクッキーを焼かなければ。 焼けたクッキーを大皿に移し、次のクッキーの準備を始める。 均一な厚さに生地を切って、シートの上にそれを並べる。並べたらオーブンへ。 「いい匂いですね~」 すっかりいつもの調子の射命丸が戻ってきた。 「朝御飯向こうに用意してるから一緒に食べようか」 朝食: ごはん、かぼちゃの煮つけ、ベーコンサラダ、わかめとあぶらげの味噌汁 「もぐもぐ、なんとかなりそうですか?」 「もぐもぐ、まあ何とか。それよりクッキーの梱包をお願いしたい」 「了解しました。もぐもぐ、あ、この煮付け美味しいです」 「そうかい? 今年のかぼちゃは良く出来てるっていってたからなあ、もぐもぐ」 「そうなんですか、……ん? 何かにおいません?」 「もぐもぐ……あ、クッキー焼きっぱなしだtt」 「あややややや」 結局その回のクッキーは半分くらいだめにした。ケーキの土台にでも使うか。 お菓子作り再開。ケーキを作る僕と、クッキーを焼いては並べ、袋詰めをする射命丸。 「あ、これ、ちょっと焦げてますよ」 「どれどれ、ああ、ほんとだ。どうしようか、食べるかい?」 味見がまだだったなあ、そういえば。 「はい、じゃあいただきます」 半分に割ったクッキーを口に放り込む。しばし咀嚼。 「うーん……やっぱりちょっと苦いですね」 そう言ってもう半分を咥える。 「ああ、苦いなら無理して食べなくてmんむっ!?」 咥えた唇が僕の口に重なった。真ん中でクッキーが割れる。確かに少し苦かった。しかし 「ん……んぅ……ちゅる……」 口の中のクッキーを咀嚼する。そこに射命丸の舌が割り込んでくる。 「むぅ……ちゅっ……ぁむ……」 お互いの口の中のどろどろになったクッキーが混ざり合う。 一瞬で苦味がどうでもよくなるくらいに甘くなった。 たっぷりと舌を絡めて唇が離れる。二人とも真っ赤。一息ついて、 「……甘い」 「甘くなりました、ね」 うんそうだね射命丸君。嬉しいけど料理中だよ? という目で見たら、 焦げたクッキー食べさせる彼氏はダメですよ?という目で見られた。 なんだか納得してしまったので焦げてないちゃんとしたクッキーでもう一回やったら、 またクッキーを焦がした。何をやっているんだ、僕らは。 ================================================================================ 中略 ~焼き菓子は秒単位で素材に火が通り食感が変化する…… オレは何をボケていたんだ、この料理の勝敗は時間が全て!! イチャついている間に、料理(つく)れ!!(職業中華の覇王・談) ================================================================================ 無事にケーキが焼けた。バットから外ししばらく荒熱を取る。その間にまたクッキーを焼いたり。 熱の取れたスポンジケーキにクリームを塗ったり、フルーツをまぶしたり。 フルーツケーキ、それも結構大きなサイズ。これをカットしていく。 「うん、こんなもんか」 目の前には山のような袋入りのクッキーと何枚ものケーキ、大量のキャンディ。 正直作りすぎかな、と思ったが、クッキーもケーキもなんとかあるだけ焼いた。 時刻はもう夕方。子供たちも来るころかもしれない。 傍らの彼女を見やると、写真機を構えて、 「せっかく綺麗にできたんですから、新聞に使わせていただきますよ♪」 と、楽しそうに作ったお菓子の写真を撮っていた。 僕は店先から声が聞こえてくるまで、そんな射命丸をずっと眺めていた。 転――驚くべきことは特にないけれど 外から声がすると思ったら、 「ごきげんよう、人間の料理人」 「いたずらしちゃうぞー」 「おや、紅魔館のお嬢様方。ご機嫌麗しう」 子供より先に吸血鬼姉妹が来た。二人ともいつもの装いではない。 姉のほうは緑色を基調としたゴシック名ロングドレスにヘッドドレス、人形のような美しさを放っている。 対して妹のほうは青を基調とし、半ズボンに白いタイツ、シルクハットをかぶり、手に鋏が危なっかしい。 彼女の後ろにぞろぞろといるのは…… 「お嬢様、紅茶の準備はできております」 なぜかずいぶんと背中を反って歩きながら紅茶を淹れている黄色と黒の色使いが時を止めそうな冥土長と 「ここがあの天狗の恋人の店ですか」 とものめずらしそうにこちらを見る間の抜けた犬のきぐるみを着た中国少女と 「えぇーと、あの男から消極的にお菓子を脅し取るには……」 「脅かすなら任せてください!」 と本を読みながら物騒なことをつぶやく図書館主とその使い魔……は普通だった。 あの吸血鬼、何を着ていてもカリスマはカリスマなのか。恐ろしい。 とりあえずお菓子の袋を振舞った。 人が来ないことだけを祈ることにする。あと槍とか剣で店が壊されませんようにも。 「ふむ、行くだけでお菓子がもらえるイベントか、中々悪くない。今度は館総出で来るとしようか」 カリスマ全開でお菓子の袋にご満悦の吸血鬼。 「喜んでいただけたなら恐悦至極にございます」 でも総出は勘弁して欲しい。 「相変わらず紅魔館に来る気は無いようだな」 「ええ。残念ながら」 答えるのと「渡しません!」って顔で射命丸が腕を絡めるのとほぼ同時だった。 「まぁ、その様子だと招くのも大変そうだな」 少し微笑む吸血少女。まるでその反応を楽しんでいるかのようだ。 というかこの前外界人の人間が料理長になったと聞いたぞ。まだ人手が足りないとでも言うのか。 「そろそろお時間です、お嬢様、ハロウィンパーティの時間が近づいておりますが」 「ええ、今行くわ」 「またね~」 「ご馳走様です~」 「……(ぺこり)」 「お菓子ありがとうございました~」 それぞれに何か言いながら遠ざかっていく吸血鬼ご一行。 それを見ながらも射命丸は黙ったままだった。不安がらせちゃったかもしれない。 「文」 「……」 「僕はずっとそばに居るよ」 「……はい」 少し緩んだ腕は、絡まったまま。とりあえず慧音先生はまだ来ない。 「おーい○○~」 次に来たのは永遠亭の方々。 「ん、ああ、こんばんわ、悪戯兎。お菓子をやるから今日はゴメンしてくれ」 「悪戯兎言うな、私にはてゐって名前があるんだ」 「はいはい、あ、八意先生、その節はどうも」 「いいえ、あれはあなた方の愛の勝利よ」 八意先生はいつもどおりの落ち着いた笑顔で答える。しかし愛の勝利って何だ。 「もうやだ永琳さんったら」 射命丸の恥ずかしがり方を含めて恥ずかしくなった。僕まで赤くしてどうする。 「で、やはりそれですか」 永遠亭の皆さんは思い思いの格好をしている。カボチャの被り物に黒マントの鈴仙をはじめ、 本格的な魔女の格好の八意先生、ホッケーマスクに作業ツナギで斧を持った妹紅さん。そして一番恐ろしいのがてゐ。 頭に黒くて丸いものをつけて黒いセーターに赤いオーバーオール、大きな靴と大きな白い手袋……って語るのが怖い。 「あれ? 輝夜さんは」 「姫様は今日はG狩りがあるらしく……」 さいですか。リアルよりネットを優先したら負けだと思うが。 ================================================================================ 中略 ~利権商売、ダメ・ゼッタイ(職業地上兎代表・談) ================================================================================ 「ありがとね~」 「悪いわね、こんなにお土産までもらっちゃって」 と結構な量のお菓子を持った兎が二匹。 「いえ、お留守番しているイナバさんたちにも楽しんでもらいたいですし」 「そう思ってもらえるあの子達は幸せね」 そう言うと八意先生は嬉しそうに笑った。 「また怪我したときはいらっしゃい。特別効く奴を処方してあげるわ」 「そうならない事を願っていますよ……」 ――担ぎ込まれる時はろくなことが起こる気がしないな。 帰っていく一行を見送る僕の背筋に嫌な汗が伝った。 ぼけっとしてたらまた来客。 普段からこれくらいお客様が来ればいいんだけどな。なんて考えてしまう。 「文さん、どうです? そちらのセイカツは」 「それはストレートすぎだよ、椛さん……」 と、犬走さんとにとりがやってきた。仮装はしていなかった。 まぁ射命丸なら何かするわけでもないだろうからいいけれど。 「えーとそれはもう毎日のように……ってなに言わせるのよ! 話はそれだけ!?」 射命丸が真っ赤になってそれだけ言う。天狗としての口調になっている。 赤くなければ怖いが、これだと逆に可愛らしいぞ。 「なんだか里が騒がしかったので気になって物見遊山で来てみました」 暇なんだな、と言ったら非番なんです、と怒られた。 「ええと、とりあえずこれどうぞ」 お菓子の袋を渡してみる。受け取る二人はこれは仮装して来ればよかった、と笑いながら言っていた。 去り際、犬走さんとにとりに挨拶をすると 「文さん、たまには大将棋の相手してくださいね~」 と言っていた。 「そういえば最近あっちに帰ってないな、文」 傍らの彼女は 「あ、そうですね、今度ちょっと行ってきますね」 その少しの違い、射命丸が『帰る』ではなく『行く』と言ってくれた事がなんとなく嬉しくなって 後ろから抱きしめて射命丸の頭を撫でた。 しばらく撫でていたけれど目を細めた彼女が 「あ、ほら、きましたよ」 と、前を指差した。道の向こう側から近づいてくるろうそくの明かりが見えてくる。 さあ、そろそろ忙しくなるかな。 「とりっくおあとりーと!」 「とりっくおあとりーと!」 「はいはい、順番だよ」 子供達が来ると店の前はごった返しになった。 その思い思いの姿に仮想した並んだ子供達にどんどん手渡す僕と、後ろからお菓子の袋を渡してくれる射命丸。 用意したお菓子はキャンディとクッキー、それにフルーツケーキ。 「すごいですね、人がゴミのようです!」 そのネタはヤバイと思うぞ、射命丸。鳥目になっても知らないぞ。 「こらそこ、列を乱したら駄目だぞー」 慧音先生のもと、子供達は割とお行儀良くお菓子を受け取っていった。 慧音先生の手にもクッキーの袋。彼氏の方と一緒にどうぞって言ったら真っ赤になってた。 「おじさん!ありがとう!」 「ぐっ」 地味になんか凄くショックだ。もうそんな年に見えるのか……。 「す、すまん○○。子供のいうことだ、許してやってくれ、な?」 笑いを我慢したような申し訳ない表情で慧音先生に謝られた。 なんかむしろこっちの方がショックだった。後ろを見ると射命丸が(^д^)gmってやってたので あとでヒィヒィ言わせてやろうと思った。 「わぁ、あまーい!」 「おいしー!」 「おじさんがつくったの? またたべにきてもいい?」 ケーキとキャンディとクッキーを美味しそうに食べる子供達を見ると、おじさんとかそういうのはどうでも良くなってくる。 「ああ、またおいで、こんどは美味しいシフォンでも焼いてあげよう」 「わぁ!」 子供達の喜ぶ顔を見るだけで、満足だ。 皆を送り出す。子供達の蝋燭がゆらゆら見えなくなるまで二人で眺めていた。 「子供っていいですね……」 「ああ、無邪気だねぇ、欲しくなった?」 ほんのり頬を染めた射命丸。 「いいえ、○○さんとの子供ならいつでも欲しいですから」 からかったつもりがこちらが赤面する羽目になった。 悔しかったから強めに抱きしめてみた。思い切り胸に顔をうずめてくる文が可愛かった。 「……あー……お取り込み中すまないぜ?」 「「ッ!!??」」 後ろからの突然の声に思わず、ばっとはなれる。 見ると、箒に乗った黒いガンダムがいた。と思ったら魔理沙だった。 「あ、ま、魔理沙か……」 ご丁寧に左肩に『03』とか書いてある。 「よう、とりあえずお菓子を喰いに来てやったぜ」 ハロウィンはそんなイベントじゃない。たぶん。 そんな彼女の後ろから声がする。 「まったく、魔理沙ったら早すぎるのよ」 「やっと追いついた……まだお菓子は無事?」 後から飛んでくるのは、なぜか白い悪魔(モビルスーツ的な意味で)のコスプレをした霊夢と、 黄色い丸い物体で手足がにょろっと出ている……ま、●●なのか!? 「「「トリック・オア・トリート!」」」 なんて三人にいわれたら、そりゃもう店が壊されないうちにお菓子を食わせたほうがいい。おお、こわいこわい。 「……」 戻ろうとする僕の目の端に何かが映った。慌てて振り返る。 真っ白いスーツ、白い髪。そして杖と白いヒゲとメガネ。手には赤い紙バレル。 「やあ、ばれてしまったねそんな君にプレゼントだ」 紙バレルを渡される。懐かしい香り。油で揚げた、国産ハーブの……『あれ』。 (多分)香霖さんまずいってそれは。鳥料理は、鳥料理は撲滅なんだって! 目の前の射命丸も既に臨戦態勢で構えている。 ……ちょっと射命丸さん? その葉団扇はちょっと勘弁、店が、店がああああアッーーー! 轟音とともに二人の男が宙を待った。 ================================================================================ 閑話休題 ~さすがに天狗烈風弾は酷いと思わないか?(雑貨屋経営者・談) ================================================================================ 「ばりばり……やっぱり○○のお菓子はうまいな!」 「本当にいけるわね、これ……今度作り方をぱりぱり」 「もぐもぐ、このケーキも美味しいよ」 「ふむ、このクリームとフルーツがなかなか……もぐもぐ」 少女二人はクッキ-をぱくつき、男二人はケーキを食べている。 僕は現在、射命丸の膝枕でぐったりしていた。 あのあと僕はなぜかカーネル……いや、香霖さんの巻き添えで、天狗烈風弾を貰って気絶した。 しかし見てみると香霖さん(と紙バーレル)は無傷だった。一体全体どうなってるんだ。 むくりと起き上がってみると皆楽しそうだったので、どうでも良くなったけれど。 「○○さん、もう大丈夫ですか? もう少し横になっていたほうが」 「いや、もう大丈夫さ、ありがとうな、文」 「「「「……」」」」(ヒソヒソ……モットクッツイテレバイイノニー……オンナゴコロノワカラナイヤツダナー……ヒソヒソ……) 射命丸が少し残念そうな顔をし、四人には微妙な顔で見られた。 なんだよぅ、僕が何したってんだよぅ。 それはそうと、見るともう皿のお菓子もほぼ底をついている。 最後のクッキーを霊夢が●●と『はんぶんこ(方法は諸氏の想像に任せる)』しているところだった。 人目を考えろと思う。って人の事言えないか。ついでに魔理沙が真っ赤になっているのが面白かった。 それからしばらく紅茶を飲みながら談笑していたが、 「さて、お菓子も食べたし、帰るか」 と、黒いガンダムが言うと 「そうね」 「うん、お腹一杯だ」 白い悪魔と黄色い物体も同意し、 「さて、僕も帰るか」 香霖さんも立ち上がる。ハロウィンもそろそろおしまいだ。 「お菓子、旨かったぜ。またよろしくな」 ああ、そのときこそ強制執行のときだ。 「今度作り方を教えてね」 喜んで。●●とあまあましてるといいs(ごす 「ご馳走様でした。また明日」 ああ、また明日。ご馳走様って言ってくれたの君だけだよ……。 「美味しかったよ、そうだ、今度お菓子をうちで置いてみるかい?」 それはとてもありがたい、検討させてください。 ……どうせ黒白あたりに持っていかれそうですけど。 そんな風にして皆を見送った。 再び静かになる店先。 「疲れたねぇ」 昨日からの一連の事を思い出してみる。 「楽しかったですね」 一緒にがんばって準備して、お祭りのような時間が過ぎて。皆で笑い合って。 終わってみて、こうして秋風が心地よいのも、隣に彼女がいるからこそ。 「……そうだね」 一部の画像は差し替えた。 結――今日も平和な一日でした。 「あ、ちょっと出かけてきますね」 「え? こんな時間に?」 皆が帰ってからしばらくして射命丸が立ち上がった。ちょっと用事があるらしい。 何だろう。首を傾げつつも、まあいいかと思い、皿やら何やらを洗う作業に戻る。 しばらくしてドアがノックされた。こんな時間に誰だろう。 「とりっく・あんど・とりーと」 「……何してるんだ? 文」 なぜかそこには空手の道着(しっかりサラシを巻いてるのでチラリはなさそうだ)で、 普通の鉄下駄を履き、さらに真っ赤な天狗の仮面をかぶっている射命丸がいた。背中から黒い羽が見えている。 ……射命丸、だよな? 「むー、気づかれちゃいましたか。まあいいです。とりっく・あんど・とりーと」 ……何を言っているんだこの天狗娘は。さっきちゃんと味見してただろうに。 「お菓子をくれないとイタズラしちゃいますよ~」 というかtrick treatじゃお菓子をあげても結局イタズラされるじゃないか。 「残念だが文。君も知ってのとおり、あれでお菓子は品切れだ」 そこで漸く彼女がお面をあげる。少し赤くなっていたのは息が苦しかったからだろうか。 「そうですか、では仕方がありません。イタズラだけにしますねっ♪」 言うが速いか玄関先で押し倒された。幸い、頭は打たなかったけれど。 「覚悟してくださいね~」 顔が近づいてくる。手で頭が固定されて動けない。 「○○さん……」 唇が触れた。 「ちゅ……ん……ふっん……ちゅっ……んんっ……ちゅ……」 何度も、何度もキスされる。首筋に、頬に、額に、目に、鼻に、耳に、唇に。 時に浅く、時に深く、時に優しく、時に激しく。啄ばむように、貪るように。 頭の中には甘い靄のようなものがかかってしまったような僕は、ただただなすがまま、 彼女の『イタズラ』の嵐に翻弄されていた。 啄ばまれること数分、ようやく彼女は顔を上げた。 「ふふ、どうですか? 私のイタズラは」 いたずらっ子の笑みはわずかに上気していて、なんだか色っぽい。 「……もう、なんというか、すごすぎ。もう僕白旗。降参~……って」 両手をひらひらさせる。ふと見ると玄関が開いていた。 風が入ってくる。顔中がアレな液体でアレな感じなのでいろんな意味で寒い。 「すまんが、まずは玄関閉めようか」 「あ、あやや、そうですね」 ぱっとはなれ、玄関を閉め、彼女の鉄下駄を脱がせ、横抱きにする。 「あれ? え、○○さん? な、何を」 戸惑う射命丸。攻守逆転に戸惑いを隠せない様子。気にせずそのままずんずん階段を登っていく。 「treat(施し)がまだだったなと思ってさ」 「え、えと、その」 うろたえる彼女にとどめの一言。すでに部屋の前だし。 「まったく問題はないさ、さっきのイタズラの分までたぁ~っぷりと『施し』てあげるよ。 ……ベッドの上でね」 「あ、あややややああーーーーー!?」 「……ドア開けられないから一旦下ろすね」 「オチがそれですか!!」 終幕。 @お菓子のおまけ 僕は彼女をベッドに下ろしてからそれに気づいた。 ベッドルームに紙袋。はて、僕はこんなもの買った覚えも貰った覚えも作った覚えも、 あまつさえどこかの魔法使いじゃないから盗んだ覚えもないぞ? そんな事を考えると 「あ、それ、私がもらってきたお菓子ですよ」 ああ、お菓子だったのか。どうりで少し甘い匂いがすると思った。何のお菓子? 言いながら中身をあらためてみる。 「……焼き菓子です」 へぇ。天狗のおやつとかそういうの? あ、ほんとだ、焼き菓子だ。 「ええ、知ってるんですか?」 いや全然。それにしても何ゆえベッドルームに焼き菓子? そんな目で見やると、顔を赤くした彼女は少し視線を泳がせて 「えと……天狗のおやつ……滋養強壮に、効くんです。その、とても」 それってつまり……。 「え、えへへ」 はにかむ彼女が愛おしい、だが、だがッ! この僕の昂ぶりを見てもなお君は滋養強壮に手を出すつもりか!? 「そ、それは……」 精神コマンド ニア 捨て身 今は・・・いや、昔から僕は道具などに頼らない! 己が愛を貫き通すだけだ! 「あやや、失敗だけど大成功ですぁぁぁあっ♪」 「はいそこまでよ、と」 (省略されました。続きを読むにはパチュリー様を糖分たっぷりに黙らせてください) 新ろだ78 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○さん、いますかー?」 ちょうど出かけようとしていたところに、椛がやってきた。 「お、いらっしゃい。一人で来るのは珍しいな。文は?」 椛が俺の家に来る時は、たいてい文と一緒だ。 と言うより、恋人である文が俺の家に来る時、たまに一緒にやって来るのだ。 「えーと……きょ、今日は文さんいないんです。これ、山で取れたからおすそ分けに」 そう言って椛は手に提げていた川魚を取り出した。 秋も深まってきたこの時期、魚にも脂が乗っておいしそうだ。 「ありがとう。重ね重ね悪いんだけど、ちょっと留守番しててくれないかな。 里の方に用事があって出かけないといけないんだ」 「はーい」 快く引き受けてくれた椛を残し、俺は外に出た。 ―なんとなく、椛がこの間会った時と違って見えたのは気のせいだろうか。 用事を済ませ帰ってきた家の前で、俺はふと足を止めた。 「こら椛、暴れないの!」 あれは、文の声だ。 「文、来てたの……うわっ!?」 戸を開けた俺の目の前に、白い塊が飛んできた。 これは……毛玉か!? 「あ、○○さんおかえりなさい」 「文、この毛玉は」 「?ええ、毛玉ですけど」 何でそんなに落ち着いているのだろう。 まあ、文にしてみれば弾丸一発でどうにでもなる相手だろうが、 それでもこんな風に家まで入ってくるものではないはずだ。 「あっ、椛!」 ふと目を向けると、文の側にいたらしい椛が走ってきた。 そのまま俺の後ろに回りこむ。 「もう、逃げちゃだめじゃない」 そう言う文の手にはちょっと固そうなブラシが握られている。 「うー、だって文さんにやってもらうの痛いんですよ」 俺を盾にした椛が抗議の声を上げた。 ふさふさした尻尾が揺れるたびに、白い毛玉が宙に舞う。 ―毛玉? 「あれ、これって」 「椛の夏毛ですよ。生え変わりの時期だからブラシをかけてあげますって言ってるのに、逃げ出すんですよ。 ようやく○○さんの家で捕まえたのに、また逃げようとするんですから」 そう言って、文は肩をすくめた。 そうか、出掛けに何となく椛に感じた違和感は、冬毛と夏毛が入れ替わる時期で尻尾が膨らんでたからか。 外界にいた頃は、犬とか猫とか、換毛期のある生き物と一緒に暮らしたことはなかったからなあ。 椛には悪いけど、ちょっと興味が湧いてきた。 「なあ椛、俺じゃだめかな」 「え?○○さんですか。だめ、じゃないですけど……」 椛はちょっと迷ってからこくりと頷いた。 「男の人にしてもらうのは初めてで……優しくしてくださいね」 ……あれ、何だろう、いけないことをしているような気がする。 ブラッシング、だよな? 「というわけで文、ちょっとそれ貸してくれる?」 「……………………どうぞ。結構、密かな楽しみなんですけどねー」 なんだか複雑な表情で、文はブラシを渡してくれた。 「よし、こんなもんかな」 ふう、結構熱中するもんだな。 抜け毛が出なくなり、尻尾の膨らみもだいぶ落ち着いたようなので、俺はブラシを置いた。 「ありがとうございましたー!」 振り返った椛が、笑顔を見せる。 幾分すっきりして見える尻尾が、ぱたぱたと振られた。 「痛くなかった?」 「ええ、全然痛くなかったです!これなら次の生え変わりの時期もお願いしたいですね」 良かった、こういうの初めてだったけど上手くいったらしい。 達成感に浸っていると、背後から服の裾が引っ張られた。 「あの、○○さん」 「ん?」 振り返ろうとしたら、腕を絡められた。 「その……私の髪も、梳いてくれませんか?」 おずおずと櫛を差し出す文の顔は、ほんのりと赤かった。 「櫛、いっつも持ち歩いてるんだ?」 「女の子の身だしなみですよ」 普段あまり使っていない椅子に腰掛けた文の背後に回り、髪を梳き始める。 艶やかな黒髪に櫛を通すと、引っかかることもなく滑るように進む。 梳くごとに立ち上る甘い香りが、気持ちを安らかにさせてくれるようだ。 「気持ちいいです……」 「そう言ってもらえると、やりがいがあるよ」 言いながら覗き込むと、文は目を細めて本当に気持ち良さそうな顔をしていた。 こちらも嬉しくなって、櫛を動かす手にも気合が入る。 さっきの椛の尻尾と違い、夏毛が一通り取れたら終わり、と言うわけではないし、 なんだかいつまででも梳いていたくなる。 「椛を見ていたら、何だかうらやましくなったので私もお願いしたんですけど」 「うん?」 「―好きな人に髪を触ってもらうのって、嬉しいものですね」 「そういうものかな」 「そういうものですよ。何だか特別な関係だなっていう気がします」 だから他の女の子にしちゃだめですよ、と文は笑う。 「えー、じゃあ尻尾のブラッシングは……」 「私がやるわ」 「そんなぁー!?ようやく逃げられたと思ったのに!」 「ところで……」 髪を梳き終え、三人でお茶を飲みながら一息ついていると、文がこちらに手を伸ばしてきた。 「○○さんの髪、だいぶ伸びてきましたね」 つい、と前髪が引っ張られる。言われてみれば伸びてきたかな? 「この間里の床屋に行ったのいつだっけな。そろそろ行ってくるか」 「あ、待ってください!さっきのお返しに……」 「ん?」 「私が切ってあげます!」 やる気たっぷりの笑顔で言い放つ文。 正直、それを聞いた時俺の顔は引きつっていた思う。 文の腕前がどれほどかは知らないけれど、 普段文に懐いている椛があんなにブラッシングを嫌がるところから推し量るに、 あまり期待はできそうにない。 「いや、こういうのはやっぱりプロに―」 「あ、疑ってますね。大丈夫です、こう見えて私、結構器用なんですよ?」 助けを求めようと椛に目を向けると、あきらめ顔で首を横に振られた。 こうなったら止められません、ということか。 駄目だ、逃げられそうにない。 すっかり観念した俺は、何故か家の中ではなく外に置かれた椅子に座っている。 椛がどこからか引張り出してきた風呂敷を首に巻いてくれた。 そう言えば、床屋用のハサミなんて家にはなかったな。 いくらなんでも文だって持ち歩いてはいないだろうし、どうするんだろう? 「それじゃ、始めますよー」 あれ、なんだか後ろにいる文の声が遠くから聞こえるな。 ぼんやりとそんなことを考えていた俺の耳元を、鋭い風がかすめた。 「えっ」 笛のような細い音とともに、数本の髪が宙に舞った。 「お、おい文!?」 「あ、動いちゃだめですよ○○さん」 振り向いた俺の視界の隅に、葉団扇を構えた文の姿が映った。 慌てて前を向き直す。 「―器用だって言うから、てっきりハサミとかの扱いが上手いのかと」 まさか鎌鼬とはなあ。 「何言ってるんですか。精密な狙いに、髪だけを切って皮膚には傷一つつけない力加減。 『風を操る程度の能力』と一口に言っても、この器用さは我ながらたいしたものだと思いますよ」 そう言われてみれば確かに、器用と言えなくもないか。 事前に抱いていた不安に反して、痛かったりすることもない。 とはいえ…… 「ちょっと、物足りないかなあ……」 直接触れられないのは、寂しいような気もする。 「あ、ご心配なく。伸びてるところを切り終わったら、ちゃんと梳いてあげますから。 私としても、その……○○さんと触れ合いたいな、っていうのがメインですし」 「……照れるね」 「えへへ……へくちっ」 可愛らしいくしゃみの音が聞こえた一瞬後に、俺は一際強い風が頭の上をかすめていくのを感じた。 なんだか、頭のてっぺんが涼しくなったような気がする。 「あー……これは、やっちゃいましたね……」 「あのー、文さん?」 「は、はははははいっ、なんでしょうか!?」 「俺の頭、どうなってる?」 痛いとかいうことは全くないけれど、やけに涼しい。 そう、例えて言うならまるで頭頂部だけ坊主にされたような…… 「だ、だだだ大丈夫です○○さん! 例え○○さんに髪の毛がなくたって、私○○さんのこと愛してますから!ほら、私天狗ですし、そういうの気にしませんから!」 「おい待て、答えになってるようで答えになってない!あ、椛、俺の頭どうなって」 「き、気にすることないですよ!山にいる私の友達とか、そういう髪型の知り合いいっぱいいますし!」 「その友達って河童じゃないのか?なあ、河童だろ?なあ―」 「ご、ごめんなさぁーい!」 ……よく効く育毛剤でもあれば程度の期待で行ってみた永遠亭で、 まさかこれほどあっという間に髪が元通りになるとは思わなかった。 偉大なる永琳先生曰く、 「毛根が死滅した状態からでも大丈夫よ」 とのこと。外の世界にいた頃、ハゲと水虫と風邪は治せたらノーベル賞もの、とか言う話を聞いたけれど、 永遠亭の技術はとてつもなく高いレベルにあるようだ。 「うう、すみません……」 永遠亭からの帰り道、行き帰りとも俺を運んで飛んでくれた文は、すっかりしょげていた。 「いや、気にすることないって。別に命に関わることじゃなかったし、 伸びるまで時間かかるかと思ったけど、すぐ元に戻ったし」 さすがにあの状態だと外出はしづらいだろうけど。 「まあ、切るのはちゃんと床屋に行くことにするけどさ」 気まずい空気を変えようと、話しかける。 「帰ったら髪、梳いてもらってもいいかな。文と違って気を遣うような髪でもないけど、 触れてもらうのってやっぱり気持ち良さそうだし」 「……いいんですか?」 「お願いしてもいい?」 「……はい、喜んで!」 文はようやく元気な笑顔を返してくれた。 ……椛の反応を思い出すと一抹の不安がよぎるが、背に腹は代えられない。 「ところで」 「はい?」 家に帰ってきた。 文は帰り道での頼みに応えて、俺の髪を梳いてくれている。 いざやってもらうと、絡まった抜け毛を取るブラッシングではないこともあって、文の手つきは優しいものだった。 櫛が通る感触はなるほど気持ちがいい。梳いてくれているのが恋人ともなればなおさらだ。 ついつい眠ってしまいそうになるのだが、一つさっきから気になっていることがある。 俺はその疑問を文に尋ねてみることにした。 「なんで椛は、自分の抜け毛を集めてるの?」 椛は室内のあちこちに飛んだ白い毛玉をせっせと袋に集めていた。 俺達が永遠亭に行っている間も作業を進めていたらしく、もうあらかた集め終わっているようだ。 櫛を動かす手を止めた文は、意外そうに目を見開いた。 「あれ、知らなかったんですか?幻想郷を飛んでる毛玉は、白狼天狗の抜け毛から生まれるんですよ」 「……嘘!?」 「嘘ですよ」 ああ、びっくりした。流石にそれはないよな。 「でも使い道はあるんですよ。ほら、私達天狗の服についてるポンポンがあるでしょう?あれの材料にするんです」 「ああ、あれか」 「白狼天狗は自分の毛であれを作って、親しい天狗に送ったりするんですよ。 私もいくつか椛にもらいました」 自分の毛で作ったポンポンを笑顔で渡す椛は、想像するとなんだか微笑ましい。 「私も白狼天狗だったら、○○さんにプレゼントするんですけどねー。 ……そうだ!私の羽根、今度抜けたのを集めて何か作ってあげましょうか?」 「文の羽根かあ」 黒くて綺麗だし、文を近くに感じられるような気がして嬉しいけれど…… 羽根で作るものって何かあるだろうか? 「羽箒とか?」 「……確かに私もあんまり思いつきませんでしたけど。羽箒はないですよ」 何か他にいい考えがあったら教えてくださいね、と言って、文は再び俺の髪を梳き始める。 いつもよりゆったりと時間が流れているような感覚の中でうとうとしながら俺は、 羽根ペンとかどうかな、とか、晩御飯は椛が持ってきてくれた魚を焼いて三人で食べようかな、とか、 取りとめのないことを考えつつ、幸せに浸っていた。 新ろだ101 ─────────────────────────────────────────────────────────── 山道を歩く僕と射命丸。 今日は大天狗様のところへ結婚の報告に行った帰りだったのだが、心なしか射命丸の顔が晴れない。理由は分かっているけれど。 「文、まだ気にしてる?」 「え? あ、……いえ、大丈夫ですよ」 そう言って笑ってごまかすにも元気がない。やっぱりあの言葉は重かった。 『先に言っておくが、○○はお前よりも先に死ぬぞ。必ず。必ず遺される、その覚悟は持つのだぞ』 普段気にしないだけに、いざ目の前に持ってこられるとなかなかに厳しいものがあるな、そう思う。 「○○さんは」 「ん?」 「○○さんはどう思ってるんですか?」 射命丸が訊ねる。僕が先に死ぬことについて。 僕はどこからどう見てもそっくりそのままただの人間で、寿命だってあと60年と少しくらいだろう。 それに比べて射命丸はカラス天狗で、妖怪で、寿命はそれ以上に長い。そう考えると、別れは必ずやって来る。 そして、彼女は僕が死んだ後も生きなければならないのだ。 「そうだな。うん。やっぱり今までどおりかな」 のんきだけれど、それでいいんじゃないかと思う。 「○○さん、あなたが死んだ後、私はどうすればいいんですか……」 見れば射命丸は涙目になって、こちらを見つめていた。 二人で生きていく。そう誓ったけれど、必ず独りになるという結末を見せられる恐怖。孤独になる事を宣告されたようなものだ。 「大丈夫さ。文の周りには素敵な友人がたくさんいるだろ?」 「でも、でも……」 「それなら、さ」 抱きしめて。ここにいると、証明させて。 「あかしをたくさん残そう。僕がここにいたっていう」 「あ……」 しがみ付いて、腕の中で小さくしゃくりあげる一番大事な女の子。僕は一生かけて彼女を愛する事を改めて決意した。 「それって、……赤ちゃん?」 みなまで言わないでください。それに 「それに、死が二つを分かつものでもないでしょ。この幻想郷では」 死なば別れ。しかし、転生が待っている。 「でも、あなたが覚えていないかも……」 「絶対忘れないね」 断言する。魂に刻んだ愛しい人は輪廻しても覚えている。 「『親子は一世、夫婦は二世』って言ってね、僕らはまた来世、出会えるのさ」 確信的に言う。自信はあまりないけれど。 「ホントですか?」 「さあ? あの閻魔様に訊いて見るか、今度」 なんですかそれ、と少し怒った様に言われたけれど、射命丸が元気になったようでよかった。 「あ、でもあんまり待たせると、ほかのひとを好きになっちゃいますよ?」 悪戯っぽくそう言う射命丸。 「それは聞き捨てならないな」 ぎゅ、と抱きしめる力を強めて、首筋に顔を寄せる。 「んぅ……ひぁッ!?」 甘い声を挙げた射命丸に、思い切りつけてやった、赤いしるし。 「おし、『しるし』一個目ね」 真っ赤になって口をぱくぱくさせる。 「あ、あ、ああなたって人は……」 起こる声もどこか嬉しそうに、わなわなさせて、僕の首筋に反撃してきた。 「オゥフっ」 なんだか変な声を上げてしまって恥ずかしかった。 「ふふ、変な声」 満足げに笑いあう。僕の首筋にも赤いしるし。 「ねえ、さっきの話ですけど」 「うん? 夫婦は二世の話?」 そう、と頷く射命丸。 「じゃあ、来世のあなたとまた夫婦になればまたその次のあなたと会えるんですよね?」 「んー……そうじゃないかな?」 曖昧だけど、そういう事なのだろうと思う。 「じゃあ、ずーっと一緒ですね!」 そう言って嬉しそうに笑う射命丸の笑顔は何より綺麗だった。 そんな彼女の手を取る。夕焼け小焼け。立ち止まってしまったがそろそろ家へ帰らなければ。 「ああ、それなら、記憶を持ったまま転生したいな」 「え?」 「だって、記憶が違えば僕は僕でも別の僕だと思う。僕以外の奴が文と一緒になるなんて、考えたくないな」 「あやや、自分に嫉妬ですか? ふふ、うりうりー」 指を絡めて、反対の手で僕の頬をつつきながらニコニコしている。 「結構深刻な悩みだよ? 自分だけど自分じゃないかもしれないっていうのは」 「○○さんとは違う○○さん……」 そういわれて射命丸も考え込む。 「うん、やっぱり記憶を持ったまま転生できないとダメだな」 彼女をもう一度抱きしめる。 「たとえ僕でも射命丸は渡せない」 「はい! じゃあ、絶対に離さないでくださいね? 私のことも、あなたの記憶も」 そんな帰り道。来世の婚約まで済ませ、二人は幸せそうだった。 新ろだ149 ─────────────────────────────────────────────────────────── 文「おさかながーつれましたー3枚にーおろーしましたー みっつがそれぞれふくらんでーもとーのかーたちーになーりまーしたー」 ○「(むくり)……今日その日なの?」 文「ええ。あ、ごめんなさいおこしちゃいました? 寝てていいですから」 ○「……(ぱたん)」 文「三匹にーなったのでー3枚にーおろーしましたー ここのつがそれぞれふくらんでーもとーのかーたちーになーりまーしたー」 ○「(むくり)……今日誰と行くの?」 文「こまっちゃんとれみぃ。あ、ごめんなさいおこしちゃいました? 寝てていいですから」 ○「……(ぱたん)」 文「九匹にーなったのでー3枚にーおろーしましたー 二十七つがそれぞれふくらんでーもとーのかーたちーになーりまーしたー」 ○「……ーー」 文「二十七匹にーなったのでー3枚にーおろーしましたー はちじゅういっつがそれぞれ…… ○「……なー うーるさーいなー うーるさーいなー 寝てーていいーって寝られるか、おいっ(がばっ)」 文「あ、ごめんなさいおこしちゃいました? 寝てていいですから」 ○「寝てていいじゃねえよ……あるか! そんな話! ……うわ、まだ夜中の三時じゃん」 文「『朝の』三時ですよ」 ○「お前はそういう日だけ早起きなのな」 文「今起きないとまづめ時に間に合わないですから」 ○「?」 文「まづめ時。日の出日の入りの時刻。魚は活発になってよくつれるんですよ~」 ○「まじめ……ずき?」 文「まづめどき」 ○「あつめすぎ」 文「まづめどき」 ○「北勝鬨」 文「わざとやってるでしょ!」 ○「寝ぼけてるんだよ……っふあぁ~って真っ暗で全然さわやかじゃねえ!」 文「え? いい朝じゃないですか」 ○「そうかぁ? ほら見ろ、夜雀の屋台での式神が泣きながらゲロはいてる」 文「……あれ? サランラップどこでしたっけ?」 ○「お弁当作ってるの? ぁーいいじゃん別に釣ったブラックバス葉っぱで包んで食えば」 文「そんな食べ方はできない……」 ○「もう、(ベッドから出る)……(がちゃ)はい、ラップ、……アルミホイル」 文「細かぁい」 ○「(ベッドに戻る)……なあ、やっぱりブラックバス釣りもさ、大会みたいなのってあるの?」 文「ええ、ありますよ」 ○「へぇ、賞金でんの?」 文「出た金の話。……賞金だって出ますよ。この前は一番大きい魚釣った人が 魚の長さの分だけお金がもらえました」 ○「へぇ、何センチ?」 文「たしか63.5センチ」 ○「へぇ、六百三十五円か」 文「ううん、六千三百五十円」 ○「え!? そんなにもらえるの? へぇ、じゃあ月イチで優勝すれば年収七万六千二百円だな」 文「計算速っ!」 ○「へえ、案外食えるんだな……」 文「あ、やる気出てきました?」 ○「……でも俺はやらない(ぱたん)」 文「いいじゃないですかやりましょうよ~」 ○「やだよーだって俺魚苦手だもーん」 文「いつも私にヤツメウナギ買いにいかせるじゃないですか」 ○「あれは蒲焼だからいいの。なんつーんだろ、あの、体中に鱗がこう、ぶちぶちぶちぶち……」 文「うん」 ○「こう、死んだ目しててさ、くちとかぱっくぱっくしちゃってさ」 文「うん……w」 ○「置いたら意外と置けたりするのね、で、腹とか白くてさ、 こううじゅうじゅうじゅうじゅ……バリバリバリバリ!」 文「!?」 ○「(むくり)ア゙ア゙……ア゙ア゙……ア゙ア゙……ア゙ア゙……帝都ヲ破壊スルノダ」 文「そんなさかなはつれない」 ○「ならなおさら行かない(ぱたん)」 文「(~~♪)あ、もしもしこまっちゃんー? もう準備できてるよ……ええ!? ……うんわかったぁ、じゃぁねえ、ぶぁいぶぁーい」 ○「こまっちゃんどうしたの?」 文「おたふくかぜでいけないって」 ○「まじで!? あいつ死神だろ……死神でも引くんだな……」 文「(~~♪)もしもしれみぃ? ちょっとこまっちゃんがさー……はあ!? ……うんわかったぁ、じゃぁねえ、ぶぁいぶぁーい」 ○「れみぃどうした」 文「やっぱり行っちゃいけませんって咲夜さんが言うからいけないって」 ○「まじで!? あいつ当主だろ……きっついなあ」 文「あーあ……せっかくおべんとうまでつくったのにさあ……(じぃー)」 ○「……俺は行かないぞ!」 文「いいじゃないですか行きましょうよ~」 ○「絶対嫌だ、こういう日はな、神様がいくなって言ってるんだよ」 文「なんですかそれ」 ○「あー……何つうかアレだよ。ボートが沈んだりさ、おにぎりがこう……爆発したりとかするんだよ。 ブラックバスが襲い掛かってくるかもしれない」 文「そんなことないですよぅ」 ○「雨が降るかもしれないし」 文「晴れてるじゃないですか!」 ○「あーそういえば昨日天気予報で明日は世界中晴れのち……ブラックバスだって言ってたな」 文「そんなわけないですよぉ……」 ○「いいじゃんここにいたって降って来るんだからわざわざ釣りに行かなくたって」 文「絶対降って来ないですよぉ……屋根ありますし」 ○「いいから俺のいうこと聞いとけよ、お前は俺の恋人だろうが」 文「……そうですけど」 ○「だろ? ……来いよ」 文「もう、いっつもそうやって強引なんですから///(ベッドに入る)」 ○「さ、これからが僕らの、まづめ時だ///」 新ろだ175 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○「今日はクリスマス…だったか」 冬空の中、○○はボーッとしていた ○○「いつもと変わらない日常だったな…」 思えば幻想郷にはクリスマスという習慣がないのかもしれない それなら当然の事か…と○○は溜め息をついた そこへ射命丸文が飛んできた 文「どう?何かあった?今日はクリスマスだったけど」 射命丸はフレンドリーな口調で話しかけてくる 情報屋である以上、クリスマスが特な日だってのを知ってるのは当然か ○○「なーんにも、あきれるくらいいつも通りの日常だったよ」 文「…嫌な事件だったね」 ○○「うるさいな」 そう言うと文は○○に身体をすり寄せ、少し寒いね、と呟いた ○○「…ま、こんなクリスマスもこれはこれでアリか」 きょとんとしている文を尻目に、○○は笑った 新ろだ222 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「――とまあ、そんなことがあったんだ」 「ふむふむ、なるほど」 目の前の少女を眺めながらぽつりと呟く。 「……なあ、文」 「はい、何でしょう」 目の前の――正確に言えば後頭部ぐらいしか見えない――少女を眺めながら。 「インタビューするのは……まあ、報酬代わりに、 食料貰ってるからいいんだけどな?」 「ふむふむ」 「ちょっと待て、んな事まで書かなくていい。 俺が言いたいのは、だ」 一旦言葉を区切り、彼女の肩に手を置く。 「どうして毎度毎度のインタビューをするのに 俺の膝の上を使うんだ」 「いいじゃないですかー、減るもんじゃないですし」 「主に俺の体力が減る」 「……駄目、ですか?」 畜生、またこれか。 溜息が漏れる。 「そろそろ二桁に到達しそうなインタビューではあるのだが、 初回以降はずっとこの調子である。 ちょっと膝上を陣取られていることを咎めると、 途端にしゅんとした顔で俺を見上げてくる。 計算かそうでないかはさておき、そんな目をされて 断れるのはそうそういないだろう」 「あのー、○○さん?」 「なんだ」 視線を下に戻せば苦笑いの鴉天狗。 「思いっきり聞こえてますけど」 「聞こえるように言ったからな」 ヤケクソ半分、あてつけ半分で思ったことをそのまま口にしてみた。 「ということはいてもいい、と?」 「……好きにしろ」 言って聞くような娘でないことは三回目あたりで理解済みである。 「えへへー、ありがとうございます」 喜色を顔どころか全身に滲ませつつ、 俺へ体重を預けてくる。 可愛い娘にこういう事をされて悪い気はしないのだが、 この娘はそれでいいのだろうか? 他に好きな男でもいるならこんな光景見られでもしたら―― 「何を考えているんだろうな、俺は」 「はい?」 「何でもない。ちょっと姿勢変えるぞ」 胡坐の上に人を乗せるというのは地味にしんどいもので、 実のところ先ほどから痺れ始めていた。 彼女をゆらさないように腹に腕を回して持ち上げようと 「きゃっ!?」 「ちょ、こら、暴れ――」 暴れるな、と言い切る前に後ろへと身体が見事に傾き始め、 二人見事に倒れる。見事に後頭部が床にクリーンヒット。 「痛ったー……大丈夫か?文」 「ええ、大丈夫で……す」 微妙に言いよどんだのが気になり、痛みで閉じていた目を開ける。 理由は至極単純だった。 文字通り目と鼻の先に、彼女の顔があったからである。 「あ、あややー」 照れ隠しなのかどうか知らないが、突然に意味不明な事を呟く文。 顔が真っ赤なのは先ほど腕を回した非礼のせいだろうか。 「どいてくれないかな。さすがに二人分を起こせるほど、腕力に自信はない」 寝っぱなしもどうかと思うので言ってみたのだが、眼前の少女に動く気配はなく。 ……むしろ眼が据わったような感じがする。 す、と彼女は両手を俺の頭に回すと、眼を閉じ、 ぐぐぐ、と効果音がしそうな勢いで顔を近づけてきた。 「ちょ、おい、これはマズいってばおい!」 恋人でもない者同士がキスはいくらなんでもアウトだ。 そう思って制止の声を上げたのだが―― 「○○さんは、私の事……嫌いですか?」 熱っぽく、そして潤んだ瞳で俺を見つめてきた。 突然の展開に混乱しかけていた頭を何とか落ち着かせる。 確かにこいつの事は嫌いじゃない。 むしろ可愛いなとか思っていたりでどちらかと言えば 好意を抱いている部類に入っている。むしろ好きだ。 だからって俺なんかとが釣り合うとは微塵にも思っておらず、 諦めていたのだが―― 「――諦めなくても、いいんですよ」 そう告げると、彼女はゆっくりと俺に口付けをした。 何度も、何度も。 元の姿勢――取材開始よりはやや密着した形――に戻った後のこと。 「畜生め、また考え事が駄々漏れだったか」 「ええ、ばっちり過ぎるくらいには」 少し照れた顔で頬をかく腕の中の少女。 「こっちが積極的に動いているのに全く動じてくれなくて」 ……膝の上での取材はその為だったか。 「そろそろ一勝負仕掛けようと思っていた所でしたから…… ああ、日頃の行いが良いと神様も味方してくれるんですねー」 しみじみと呟く。 「日頃の行い……よかったのか、あれで」 こいつの出している新聞の数々を思い返す。 褒められた出来ではないゴシップも多々あった気がするが…… 「ゔ……いいんですよ、そういうことにしておいで下さいー」 身体を反転させ、俺の身体に抱きつくような形になる。 「ったく……仕様の無い奴め」 俺も彼女を優しく抱きしめる事にした。 新ろだ256 ─────────────────────────────────────────────────────────── 積もった雪を踏みしめ、我が家の前にたどり着く。 「ただいまー」 風呂敷包みを小脇に抱えたまま、俺は家の戸を開けた。 特に鍵などはかけていないため、するりと開く。 別に中に誰がいようと、もしくはいまいと、関係なくただいまと口にするのが習慣になっている。 「あ、おかえりなさい○○さん」 「おじゃましてますー」 留守の間に来ていたのだろう。 部屋の中には文と椛が、丸火鉢を挟んで座っていた。 ……なんだか妻と子の待つ家に帰ってきた夫のような気分だ。 文はともかく、椛に悪いので口には出さないが。 「……ただいま」 改めて言い直す。やはり、応えてくれる声がある方が嬉しい。 上着を脱いで包みを置き、火鉢の側に腰を下ろす。 冷えた手を火にかざすと、ようやく人心地がついた気がした。 「留守なら縁側の方に回ろうかと思っていたら、玄関も開いていましたのでそちらから」 慧音さんの紹介で住まわせてもらったこの家は、狭いながらも一応縁側と、猫の額ほどもないような庭がある。 玄関には一応鍵がついているのだが、ここのところあまり使ったことがない。 垣根を越えるかくぐるか(元々壊れていたのをろくに直していないので、そう大変ではない)すれば縁側から入ることもできるので、 そもそもあまり意味がないのだ。 「まあ最近は、全然鍵使わないなあ」 ……だいたい、幻想郷で気にかけなければいけないものは、玄関の鍵で防げるようなレベルではないと言うし。 外の世界で心配するような犯罪はあまりない代わりに、本当に何かあった時は破滅的なことになる、というのがもっぱらの噂だ。 「ここへ来て最初の頃は、妖精とか小さい妖怪とかが忍び込んだような跡もたまにはあったけど」 この頃はそんなこともあまりなくなった。被害と言えばせいぜい茶菓子が少しなくなっている程度だったけれど。 「まあ、○○さんとのお付き合いを始めてから私がここにいることも多いですからね。 私本人がいなくても、天狗の気配が残っているところに好き好んで入っては来ないんでしょう」 番茶をすすりながら、文が答える。 それを聞いた椛は、おもむろにくんくんと鼻をひくつかせていたが、 「そう言えば……○○さんの家って、文さんの匂いがしますね!」 何が嬉しいのか笑顔でそんなことをのたまった。 その言葉に文はむせ返り、俺は俺で火がついたかと思うほど顔が熱くなるのを感じた。 ―椛、その表現は非常に「そこまでよ!」な雰囲気に満ちてるぞ。 「……こほっ。そ、そんなのは白狼天狗の貴女ぐらいよ!匂いじゃなくて気配!」 まだ少しむせながら、顔を真っ赤にした文が叫ぶ。 清く正しい(?)交際を続けてはいるけれど、 それでも文がいたり文のものが置いてあったりする以上、鼻の利く椛には分かる程度に残り香なんかもあるんだろう。 文が今持ってる湯呑みからして、専用のだったりするし。 ……何となく、照れくさい。 「そろそろ炭足しましょうか」 「あ、お願い」 立ち上がった文が、土間の隅から炭の入った籠を持ってきた。 火箸で炭を追加し、火が移りやすいように置き直す。 他所で使わなくなったのをもらってきた陶製の火鉢は、この人数で囲むのにちょうど良いくらいの大きさだ。 使い方の加減に慣れると、見た目以上に暖かく過ごせる。 「ところで○○さん、さっきから訊こうと思ってたんですがその風呂敷包みは?」 「ああそうそう、これは……」 外出先から持ってきていた包みを開く。 「……切り餅、ですか?」 江戸時代の金包みではない。マッチ箱ぐらいの大きさで白く四角いそれは、さっき搗いてきたばかりの餅を切り分けたものだ。 「わ、おいしそうですねー」 「そうだろ、なんたって搗きたてだから。 いや、寺子屋で餅搗きをするからって、慧音さんに手伝いを頼まれてさ。 終わった後にお礼も兼ねておすそ分けってことでもらったんだ」 くっつかないように粉をまぶした切り餅は、結構な量がある。 あまりたくさんもらうのも悪い気がしたのだが、 俺と同様手伝いに来ていた妹紅に「彼女が来るんだろうし、遠慮せずに持ってきなよ」と言われ、結局山ほど持たされた。 「早速食べようか?焼き網もあるし」 「いいですね。椛、お皿とお箸出してくれる? ―ああ、そこじゃなくて、お箸は一番上の引き出しよ。お皿は上の方に小皿があるから」 「……文さん自分の家みたいですね」 椛が棚から食器を出している間に、文は五徳に網を載せて餅を並べ始めた。 まだ固くなっていないので、程よく焼き色がつけばもう食べ頃だ。 「「「いただきます」」」 順調に焼けつつある餅を前に、まずは挨拶を。 「はい○○さん、お箸どうぞ」 「ありがと……あっ」 椛が差し出してくれた箸を受け取ろうとした俺の手は、 上手くつかめずに箸を取り落としてしまった。 見れば握ろうとした手が、かくかくと痙攣している。 「○○さん、その手は」 「……面目ない」 運動不足が祟ったらしい。 一度やってみるとわかるが、餅搗きというのは見た目よりはるかに重労働だ。 搗く作業も大変だし、その前段階で蒸した餅米を潰す作業もかなりきつい。 慣れない俺は、すぐに腕が痛くなってしまった。 情けない話だが、後になるにつれて交代で作業をしていた妹紅に任せる割合が増えていたと思う。 終わってしばらく経った今、さほど腕は痛くないのだが、一時的な筋肉の疲労か、手が上手く動かない。 おそらく、普段握力が鍛えられていないのに杵を強く握り締めていたせいだろう。 「もう、仕方ないですね。私が代わりに取ってあげますよ」 言いながらも文は、どことなく嬉しそうだ。 ちょうど焼けた餅を自分の皿に取ると、一口サイズに箸でちぎり、 「はい○○さん、あーん」 俺の前に差し出してきた。 「あーん」 ためらうことなく、俺は口を開けて餅を食べさせてもらう。 文も俺も、当たり前のようにこういった流れに持ち込めるようになってきた。 呼吸が合ってきたというか、平気でこんなことできるほど関係が濃厚になったというか。 ……椛が自分の餅を食べるのも忘れ、目を丸くして興味深げにこちらを見ているのは気にしない。 「熱っ、はふはふ……ん、旨い」 「むぐむぐ、そうですね、やっぱり搗きたてはおいしいです」 よく蒸かした餅米の甘みと柔らかさに、三人とも思わず顔がほころぶ。 自分で搗いたものだと、おいしさも感慨もひとしおだ。 「しかし、このぐらいで手を痛めてたらやっぱりまずいよなあ」 手をゆらゆらと振ってみる。 すぐに治るだろうが、また餅を搗く機会もあるだろうし、その度にこうなっていては情けないことこの上ない。 「少し、鍛えようかなあ」 「そうですねむぐむぐ、身体をむぐ鍛えるのはむぐむぐ、いいことですよむぐむぐ」 「……木刀で素振りとかどうかな、握力もつきそうだし。 今度妖夢に会った時でも、基本の形とか教えてもらって―」 「むぐっ!?」 口いっぱいに餅を頬張っていた文が、変な声を立てた。 餅を飲み込み、お茶を飲んで一息つくと慌ててまくしたてる。 「駄目ですよ!基本とはいえ、剣術の稽古つけてもらうなんて手取り足取りじゃないですか!」 「そう?」 「そうです!それだったら私が指導してあげますから!もちろん手取り足取り」 「……文、剣なんか使えたんだ?」 「それは―使えませんけど。でもほら、確か外の世界にも、鴉天狗に剣の稽古をつけられた御曹司の話があったじゃないですか」 鞍馬山の牛若丸の話か。まんが日本昔ば○しとかで見たような気がするな。 でもあれって…… 「あれって実戦本位で、殴られたくなかったらその前に勝てっていうんじゃなかったか」 「そうでしたっけ?」 「あの、剣だったら私が教えましょうか?」 それまで黙々と餅を食べていた椛が口を開く。 「そういえば、椛は普段から仕事で剣持ってるんだよな」 「ええ、哨戒の仕事だし弾幕もあるので、実際使うことはまずないですけど」 「こら椛、○○さんに手取り足取り教えるのは私の仕事よ!」 「じゃあ私が文さんに教えるので、文さんが○○さんに教えるということで……」 「ああ、餅が焦げる……あつっ!」 「あっ、○○さんその手でひっくり返すのは無茶ですって!」 ……こんなどたばたも、大事な日常の風景になりつつある。 まあ、慣れようと慣れまいと、幸せであることに変わりはないけれど。 冬は暗くなるのが早い。夏ならまだ明るい時間なのに、外はもう真っ暗だ。 いつもならそろそろ夕飯の支度を始めるところだが、今日はついつい餅を食べすぎたので、まだしばらくいいことにする。 「それじゃ、失礼しますね」 「ああ、気をつけてな」 文は泊まっていくそうだが、椛は山へ帰るという。 気を遣わせてしまったのかもしれない。 一応家主なので、文を残して玄関まで送っていった。 夜空からは雪が降り始めている。 「―椛は、さ」 「はい?」 文はちょうどこちらに背を向けて、火鉢にあたっている。 前から少し気になっていたことを、文には聞こえないように訊いてみることにした。 「その、どうして俺と文に好意的に接してくれるの?」 文も、椛も、他でもない天狗の社会の一員だ。 風の噂に聞いた程度だけれど、天狗というのはあまり仲間が人間と接近しすぎるのを好まないという。 それを聞いてからというもの、椛がこうして文と一緒に来てにこにこと笑っていてくれるのは、 嬉しいけれど心のどこかでほんの少しだけ疑問と不安―本来なら受けられないような祝福を受けていることへの漠然とした不安を、 感じさせる光景になっていたのだ。 「そうですねー」 俺の問いかけに含まれたそういった意味合いを理解してくれたのかどうか、 ちょっと考えてから椛は、何だか一生懸命答えてくれた。 「えっと、一言で言うと、私が文さんのこと好きだから、でしょうかね」 変な意味じゃないですよ、と付け加えつつ言葉を継ぐ。 「文さん、お付き合いを始める前から私によく○○さんの話をしてくれてたんですよ。 ○○さんのことが好きだって教えてくれたのは本当に付き合う直前のことで、「内緒ですよ」って言いながらだったんですけど、 その前から○○さんのこと話す時の文さんはすごく幸せそうだったから、何を今更、っていう感じで」 そう訥々と語る椛自身も、何だか幸せそうだ。 「○○さんも善い人そうで、何より○○さんも文さんのこと好きだって言ってくれて。 私の大好きな文さんが幸せそうで、文さんを好きな○○さんが、文さんの『佳い人』で」 ぐっと握った両手を上下に振りながら、椛は力説してくれる。 「―だから私も、側で見てるとすごく幸せな気持ちになれるんですよ」 力のこもったまなざしでこちらを見つめる椛の姿を見ていると、俺は感謝の気持ちで胸がいっぱいになるのを感じた。 ほんの少しではあったけれど、抱えていた不安が融けていくようだった。 「また文と一緒に、来てくれると嬉しいな」 「はい!これからも文さんのこと、よろしくお願いしますね!」 ぺこりと一礼すると、椛は山の方へ飛んでいった。 「何話してたんですか?」 「いや、文のことよろしくってさ」 椛がいた時よりも、心持ち文にくっついて座る。 二人っきりになったことで、部屋の空気は甘さ80%増し、照れ20%増しといったところだ。 「そういえば○○さん、手はどうですか?」 「ん?あ、そういえばもう大丈夫みたいだな」 わきわきと手を動かしてみる。もう痙攣はしない。 「あー、でもこれは明日筋肉痛かなあ」 まだ、明後日筋肉痛になる年齢ではないと思う。……思いたい。 「○○さん、手を出してください」 「?」 言われるままに右手を差し出すと、文はそこにふわりと両手を添えた。 左右の小指を俺の親指と小指に引っ掛けて優しく反らすと、手のひらを親指で柔らかく押し始める。 「どうですか?」 「……ああ、気持ちいい」 こぼれる吐息と一緒に、身体の疲れが抜けていくように思えた。 「良かった。……はい、反対の手も出してください」 言われるままに出した左手も、右手同様文のしなやかな指に揉みほぐされていく。 「ありがとう、だいぶ楽になった気がする」 「ふふ、どういたしましてです」 にこやかに笑う文。 マッサージも気持ちよかったけれど、その笑顔を見ているだけでも元気が満ちてくる。 「ところで○○さん……火鉢だけだと寒くありませんか?」 「え?いや、使ってみたら意外とあったかいし、そんなに寒くはないよ」 妙に力の入った表情で、唐突に文が訊いてきた。 換気に気をつけないといけないけれど、密閉性がそんなに高くないこの家ではそう危ないこともないし、 動き回るほど広くもないから火鉢でも十分暖が取れる。 だからそう答えたのだが、何故か文は納得がいかないらしく、さらに力を込めて繰り返す。 「……火鉢だけだと寒いんじゃないですか?」 「いや、寒くないけど」 「…………火鉢だけだと寒いですよね?」 「別に…………うん、やっぱりちょっと寒いかな」 やっと文の意図するところに気がつき、そう訂正する。 「そうですよね!」 読み損ねた空気を読み直した俺の答えにぱっと活き活きした笑顔を見せて頷くと、文はいそいそと擦り寄ってきた。 ぴったりと寄り添う文の肩に、腕を回して抱き寄せる。 「もう、それとなくくっつきたかったのに、○○さんったら鈍感なんですから」 「ごめんごめん」 触れ合った部分から伝わってくる文の体温が、身体を優しく温めてくれる。 それは、文の方でも同様のようだ。 「ああ、やっぱり○○さんにこうしてもらうのが一番あったかいですね」 「そうだな。文もあったかくて、いい匂いがして……こうしてるだけで、冬を乗り切れそうな気がする」 「えへへ。何だか幸せですね」 文は目を閉じると、艶やかな黒髪を擦り付けるようにして、俺の胸に頭を預けてきた。 「……春が来て、夏が来ても、こんな風にしてくれると嬉しいです」 「また秋が来て、冬が来て、何度季節が変わっても、文とこんな風にしていたいな」 「……○○さん」 抱きしめる腕に力を込める。 お互いの鼓動が伝わるほど深く。 言葉はなく、火鉢の炭だけがぱちぱちと爆ぜている。 雪が降り積もる音が聞こえるかと思えるほど静かな、それでいて満ち足りた時間が過ぎていった。 新ろだ265 ─────────────────────────────────────────────────────────── グロ注意 いつもどうり里に働きに行っている元外界人○○、その途中文と出会った。 「あやや、どうもおはようございます○○さん」 空から降りながら話しかけてくる文。これから取材に行くところだろうか。 「ああ、おはよう、文。取材か?」 ○○はいつもの無表情で文に返した。 (また無表情、私には笑ってくれないんですか?) 文は職業柄、様々な人の様々な部分を見る。その中には○○の笑顔も入っていた。 「いえいえ、通りがけに見かけたので声をかけただけですよ」 ネタがあるなら聞きますがね、と文は付け足し、そんなものは無いと○○は返す。 「じゃあ、俺は仕事があるんでな。働かざるもの食うべからず、byマッカーサー」 そう言って○○はまた歩き出した。 誰ですかそれと文が聞くと外界の偉人とだけ○○は答えた。 これが、あの惨劇が起きる直前、ごくごく日常だった、いつもどうりの朝・・・ 夕方 夕焼けで紅く染まる道を○○は歩いていた。 「つ~きが闇を照らすとき、タナトスが呼んでる、と~おく~っと」 今日もいつもどうり里での仕事を終え、慧音さんが提供してくれた家に帰っていた。 ふと視界の端に何かが入った気がした。立ち止まり横を見る。 「・・・アタッシュケース?」 そこにあったのは幻想郷には無いはずのアタッシュケースだった。 また外から何か流れてきたのかと思い、拾って開けてみる。 「これっくらいの、アタッシュケースに、あの粉この粉ちょっと詰めてってこれはまずいか」 アタッシュケースは、頑丈で手が込んでいたが鍵はかかっていないようだった。 「ん?なんだこれ?」 中に入っていたのは青色の液体が二重螺旋の形に入った無針注射が二つ。 同じようなもので緑色の液体が入っているものが三つ入っていた。 ○○はこれを見て、ある映画を思い出した。 「まさかな」 ○○はそのままアタッシュケースを閉じ、元の場所の返し、帰っていった。 もう一つ青い無針注射が入っていたであろう空洞があったことも見なかったことにして。 深夜 ○○はどこからか聞こえる呻き声のような声で目が覚めた。 どうやら外に誰かいるらしい。 「誰だ?こんな時間に」 ○○の家は里から少し離れている。来れない距離ではないがこんな時間となると話は別だ。 ○○は少し警戒しながら扉を開けた。 「・・・・!!!!」 そこには生気の無い濁った目をして、体から腐敗臭を垂れ流している人間・・・いや、ゾンビがいた。 それは○○に気づくとこちらに向かってきた。○○は慌てて扉を閉め、用心棒をした。 ダンダンと扉を叩く音がしている。おそらく長くは持たないだろう。 そう判断した○○は包丁を持って裏口からバレないように出た。 「なんなんだよあいつは」 とりあえず里に向かい走りながら○○は夕方見たアタッシュケースを思い出した。 「まさか・・・・」 そんな考え事をしていたことが祟ったのだろう。草むらから現れたゾンビへの対応が遅れてしまった。 「しまっ」 ○○はとっさに持っていた包丁でゾンビを刺した。だが肩を噛まれてしまった。 ○○は前蹴りでゾンビを引き離し、走った。 「う・・・」 ゾンビに噛まれた場所がうずく。○○はゾンビに噛まれた者がどうなるのか知っていた。 それと同時に対抗策も。 ○○はあのアタッシュケースがあった場所に来ていた。 「ケースは・・・あった!」 ○○はケースに駆け寄り、開けた。 「たしか、青がウイルス、緑が抗ウイルス剤!」 ○○は緑色の液体の入った無針注射を腕に打った。 液体が全て体内に入ると同時にうずきが段々収まっていく。 「はあ・・・はあ・・・」 安心している余裕はなかったゾンビが三匹こちらに向かってくるのが見えた。 それを見て、○○は愕然とした。 そのゾンビは○○が働いている店の店長夫婦とその娘だったのだ。 (これ以上、あんなのになる奴を増やしてたまるか) 俺がもっと早くわかっていれば。俺は防げたはずなのに。俺が見て見ぬふりをしたせいで。 ○○は立ち上がり、その三匹のゾンビを 殺した 里 ○○はアタッシュケースを持って里に来ていた。 予想どうり、里にはゾンビがあふれていて、その中には○○の顔見知りもたくさんいた。。 だが、ここを通らねわけにはいかなかった。 里は○○の家から永遠亭への最短路なのだ。 ○○はこれ以上犠牲を増やさないために、永遠亭の薬師にワクチンを渡そうと走っていた。 だが家からここまで走り続け、 さらに見知った「者」が見るもおぞましい「物」に成り果てていたことは○○の精神も削っていた。 持っていた武器がただの包丁ということもあり、○○はとうとう追い詰められ、囲まれてしまった。 「ここまで・・・か」 あんな物に食われるぐらいならいっそ。と○○が首に包丁を当てた瞬間。 「・・・え?」 ゾンビ達が風で吹き飛ばされた。 そして○○は空から来た誰かに腕を掴まれ、空に舞い上がった。 「大丈夫ですか!○○さん!?」 ○○を助けたのは文だった。 「文・・・・」 ○○は思考が止まったような状態で文を見た。 「あ、あややややややや!○○さん肩怪我してるじゃないですか!○○さん死んじゃいやですぅ!」 泣きながら抱きついてくる文 「大丈夫だ、大丈夫だって」 慌ててなだめる○○ 「大丈夫なわけないじゃないですかぁ!」 ますます強く抱きしめる。 「大丈夫なんだよ、ワクチン打ったから」 パッと少し拘束を緩めた。 「それ、ホントですか?」 じっと○○の顔を見て言う。まだ少し涙目だ。 「ああ、それでワクチンを永遠亭に届けようとしてたんだ」 それを聞いた文は再び○○をぎゅっと抱きしめ 「わかりました、しっかり捕まっててくださいね」 全力で永遠亭を目指した。 「っ、ところで何であんなとこいたんだ?」 急な風圧に耐えながら○○が聞いた。 「今永遠亭には幻想郷の有力者が集まって守りながら薬師が治療に当たってます。 それで私は里の生存者を探しに来たんです」 文が前を向いたまま答える。 「○○さんこそどうしてワクチンなんか?」 また風圧が上がった気がする。文がスピードを上げたのだろう。 「・・・夕方、あいつらが来る前に見つけたんだよ。ウイルスと一緒にな」 ○○が下を向きながら言う。 「え・・・?」 文が思わず○○を見る。 「その時はなんだかわからなかった。 いや、ウイルスかもしれないと思ったけどまさかと思って無視した。 それが一本足りないこともわかってたのにな」 ○○は下を向いたまま言う。 「・・・○○さん」 少しスピードが落ちた気がする。 「その結果が、これだ。新聞でもなんでもすればいいさ。見出しは 幻想郷史上最悪の虐殺者 異変を防げたのに防がなかったってところか?」 自虐するような笑みを浮かべる○○ 「・・・・」 それから二人は一言も話さず永遠亭までたどり着き、○○は永琳にワクチンを渡し、 肩の治療を受けた後すぐに寝てしまった。 「ん・・・知らない天井だ」 ○○が起きたのは永遠亭の一室だった。何故か周りには花やら果物やらが大量に並んでいた。 「あ、○○さん起きました?」 文が花を持って入って来た。 「文?それは?」 文が持っている花を指差して聞く。 「里の人からのお見舞いですよ」 はい、と○○に手渡す。 「見舞い?俺にか?」 ○○は花を手に持ったまま聞く。 「はい、これを見てください」 そう言って文が出したのは彼女が出している文々。新聞だった。その一面見出しには 「異変を解決した英雄 元外界人○○」と書かれていた。 「・・・へ?」 ○○は新聞を持ったまま固まった。 「この新聞出してから3日たってますからね。もう幻想郷中に知れ渡ってますよ」 ○○はまだ固まっている。 「おかげで今までで一番新聞が売れましたよ。このお見舞いの品はその結果です。 まあ、○○さんは面会謝絶なので私が受け取っておきましたが」 文が笑顔で言う。 「面会謝絶?」 ○○が文を見ながら言う。 「はい、・・・○○さんが起きて一番に会いたかったですから、そうしてもらったんです。」 赤くなってもじもじしながら言う。 「あ、じゃあちょっと薬師呼んできますね!」 慌てて部屋から出て行こうとする。 「文」 そんな文を○○は呼び止める。 「な、なんですか」 首だけ振り向いて文が聞く。まだ少し顔が赤い。 「ありがとう」 笑いながら○○が言った。 新ろだ276 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/fantasyworld142/pages/37.html
私は職員室にいた。いよいよクラスが発表される。 「あなたのクラスです。」 四季映姫が…いや、四季教頭が紙を渡す。そこに書かれていたのは… (あなたは三組です) 「三組…となると…担任は?」 「私よ。」赤と青の服を着た看護婦のような帽子の人が言う。 「三組担任の八意永琳よ。よろしく。」 「あ、こちらこそよろしく。」 「さて、じゃ教室に…」「独占スクープ!」 突然誰か来た。 「こんにちは、清く正しい射命丸です。今さっき転入生のクラスが決まったようです!インタビューをしてみたいと思います!」 「あ、あの、あなたは…」 「四組の射命丸文ね。無理な取材はやめなさい。」 「あやや~邪魔が入ったので今はやめときますね。また今度お願いします。以上、清く正しい射命丸でした!」そういうと彼女はにげていく。 「まったく…さ、いきましょ。」 先が不安になってきた… 合計: - 今日: - 昨日: - 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gensounoutage/pages/160.html
風神「風神木の葉隠れ」 呪力:2 レベル:射命丸 射命丸 攻撃:2迎撃:2 命中:3種類:通常 [戦闘フェイズ]呪力3 このスペルで戦闘を行っていない場合、起動状態のこのスペルを捨札におく。 フェイズ終了時まで自分のリーダーは 「回避+2」を得る。 考察(裏鍵) これでもLv3ぐらいの強さはあるんでしょうね・・・ Lv1とか手軽すぎます。 ※Ⅴ1 パターン避けになるのならせめて呪力3では?のが第一印象。 しかし素で呪力2迎撃2なのに、(多分非常に強い)パターン避けになる能力これ如何に。 あと戦闘していない場合に限定しないと突然戦闘スペルがいなくなるというルール上まずいことになるので限定した方がいいと思います。 参照:時効「月のいはかさの呪い」
https://w.atwiki.jp/narlygensou/pages/24.html
文「このページは私、射命丸 文がもらいました! ・・・って何でみなさん睨んでるんですか・・・? わ、わかりました。それじゃ説明します」 このページって何するの? 文「はい!このページでは私、射命丸 文が本スレでは語らなかった 取材を公開したいと思います!」 どーせまたロリだろ? 文「ち、ちがいますよ!ちゃんと仕事やってるんですからね!」 基本的にどんなことやるの? 文「簡単に言うと取材です。人里でアンケートを回収したり ある人物に独占インタビューしたりとそんな感じです」 更新予定日とか決まってるの? 文「残念ながら更新は不定期なんです」 がんばって文ちゃん! 文「はい!がんばります!」 取材一覧 1. 第1回人里アンケートnew .
https://w.atwiki.jp/purosupi2012wiki/pages/15.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 日本ハム 糸井選手 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ヤクルト 舘山選手
https://w.atwiki.jp/battler/pages/9669.html
くそっ!しまったとうとう黒星喰らってしまった!もう俺もダメか!次回はステータスを変えて好成績を狙うか! -- 豪雪戦士セレラ(TigerKing) 無事に那覇空港に到着できないまま黒星喰らってしまった!もうこの路線もダメなのか! 次回はステータスを変えて魔理野で好成績を狙うか! -- Y-45β(TigerKing) こだま「あー、なんか屈辱的だ・・・」 0系「あぁ、あの棒人間のとこのBOSSの。」 こだま「そうそう。ありゃあ反則っしょ。多重登録→下位心→BOSS撃破とか・・・」 0系「多重登録が認められてるバトロイだけどね・・・」BLACKRX「多重登録はこの俺がゆ゙る゙ざん゙!」 -- ひらお軍 快十「うちの軍は無関係だが・・・・・・そいつはひでぇな。」 ニセマリオ「そんな下位心地獄に行かなくてよかった」 快十「でもTK軍ってたまに下位心ないよね。少しだけ安心する。」 快斗「ドナルドタイトル2回防衛ってなんなんだー?」 ドナルド「ドナルドは嬉しくなるとついやっちゃうんだ♪」 -- 快斗軍 真北「TK軍は××食って死ね」 エイト「あのさぁ・・・」 ジェレミー「TK軍なんてモーリス・マリーナ・オーナーズクラブみたいなもんだろ。」 エイト「ところで例のヘタレティスタは?」 真北「失踪中。」 -- KIJIN ARMY 快十「××って・・・・・・。」 ニセマリオ「くろ(ry」 快斗(キャラ)「あ゛ぁ?」 ニセマリオ「いや、冗談です(泣)」 吹雪「『死ね』まで言うこと・・・・・・あるのかなぁ?」 -- 快斗軍 南海マリオ「だってあいつら四六時中パーティやってる馴れ合い厨だもの。」 銅鑼衛門「多重登録とかリンチ厨だろ」 ジェレミー「なぜそこでおきらくリンチの話題になる!?」 -- KIJIN ARMY リディル「・・・毒?」 ゼシカ「スライム以下の睡眠薬入り料理」 ヤンガス「長いでがす」 -- 霧音軍 剛田「ちょっと出場停止でむしゃくしゃしてるからスライム以下いじってくるわ」 ヤッコ「俺も」 真北「ちょマテ」 -- KIJIN ARMY スライム以下「(現在絶賛睡眠中)」 ゼシカ「のんきな奴ね・・・」 レオン「寝ているすきにぶっとばしたいw(ただし、奴は氷に弱耐性が・・・)」 -- 霧音軍 (スライム以下にイヤホンをセットする) -- 剛田武 スライム以下「zzz・・・」 ローレ「これじゃクッキーと変わんねーじゃんwww」 プリン姫「クッキー王子もよく寝てるからね・・・」 -- 霧音軍 よーし、せーのっ。 ボエ~♪(イヤホンに歌声を流す) -- 剛田武 スライム以下「!? うるせぇ!!!(飛び起きる)」 レオラルド「やぁ寝坊スライム以下www」 スライム以下「なんだこの歌声は!?(レオラルドの声は聞こえていない)」 -- 霧音軍 真北「ああ・・・寝坊ときいたら能祁鳥栖が懐かしい・・・」 ジェレミー「また過去の人物を掘り起こしたりして・・・」 -- KIJIN ARMY レオン「うわ懐かしいwww」 過去の能祁鳥栖「zzz・・・」 リーリィ「未だに寝てるw」 -- 霧音軍 オレはジャイアン~ガキ大将~ 天下無敵の男だぜ~♪(スライム以下に対して歌い続ける) -- 剛田武 スライム以下「うーるーせーえー!!!」 ゼシカ「あんたの声もうるさいわよ!」 レオン「(イヤホンつけられていることは黙っとこうwww)」 吹雪宮「やれやれ・・・(水状態から戻った)」 リーリィ「あれ、身長が高くなっているような・・・」 -- 霧音軍 真北「と思ったら魔理野にまたアチチルノが・・・!」 ジェレミー「ご愁傷さま吹雪宮君w」 剛田「もっと!!熱くなれよぉぉーーーっ!!(修造ウイルス感染)」 -- KIJIN ARMY 自分に頑張れって言える奴は強いよ! 自分にガッツポーズ作れるやつは、どんな時も乗り切れるぜ! あたいは言うよ…頑張れ!!! -- アチチルノ 炎是「もっと熱くなるぜーっ!!!」 吹雪宮「げっ、炎是・・・また溶けそう」 スライム以下「叫ぶなぁぁぁ!!!」 ゼシカ「あんたも叫ぶな!」 -- 霧音軍 美味しく食べる方法を教えてあげよう! 呼吸法なんだよ! 腹式呼吸から始めていこう。そして吸ってからちょうどいい、今入って行く所を押す。 ハッハッハッハッっとこの勢い。ハッハッハッハッ! おいしそうに食べたいイメージ。ハッハッハッハッ! そっから食べてくと!もうまさに準備万端!!最高の味が感じれます。 (蜆鍋を食べる)熱いっ。 -- アチチルノ 剛田「よーし、ジャイアンシチュー修造エディションだ!」 ジェレミー「ジャイアンシチューだと!?」 真北「嫌な予感が・・・」 -- KIJIN ARMY 漆黒「ジャイアンシチュー・・・・・・威力抜群で追加効果は猛毒・・・・・・ね。」 ニセマリオ「それを言うなよwww」 -- 快斗軍 幽魔「・・・物凄い熱気だ・・・」 吹雪宮「吹雪起こし」 メニスカス姫「騒々しいわねぇー(何故かスープ飲んでる)」 月架「いつもこのような感じなのでは?」 柚槻「そうかもしれないな」 メニスカス姫「でも、楽しそうな所ですわね。しばらくいさせてもらいますわ」 レオン「満月の民、いつの間に!?」 -- 霧音軍 食事会ですかぇ?(鉄パイプ構えてますが、気にしないでください) -- 真冬 ころしあいですかぇ!(抜き身の日本刀構えてますが、気にしないでください) -- 東條日光 えーっと、ジャイアンシチュー修造エディションの材料は・・・ ひき肉 たくあん しおから ジャム にぼし しじみ いわな そのたいろいろ ですね。 -- 解説:土井半助 肉ー!!!(ひき肉に反応しましたが、気にしないで下さい) -- NIK 残念だなぁ、2月は28日までなんだ。 -- 骨川スネ夫 リマ「画面右のスクロールバーが短いから、そろそろ掃除時だと思うんだ」 日光「あっ、そだね」 -- 四季隊 レオン「間違って3/1に出るなよ!? 分かったな!?」 NIK「・・・でも、2月は9日に出たから別にいい」 -- NIK レオン 漆黒「殺し合い・・・・・・?楽しそうね・・・・・・。」 ニセマリオ「どこが楽しいんだよ!?(汗)」 漆黒「敵をぐちゃぐちゃにする快感・・・・・・たまらないわよ。」 ニセマリオ「いや、それ相手が悪い奴だったら分かるけど・・・・・・。(汗)」 -- 呪いの存在 日光「こう、人生を踏み躙る感覚が妙な背徳感を覚えて気持ちいいんだろう?」 リマ「えっヒカルわかるのこわい」 -- 四季隊 幽魔「殺し合い・・・か。俺も変な弱点がなければやりたいのだがな」 真夜「私は殺し合いもいいけれど、絶望を見る方が好きね」 -- 闇影兄妹 日光「でも生きてる人間が多いほうが絶対楽しいと思うぜ」 リマ「そーだよそのとーりだよ」 -- 四季隊 漆黒「特にチェーンソーで斬り刻むのはもう・・・・・・☆」 ニセマリオ「なにそれこわい」 漆黒「相手の血も吸えるし・・・・・・。」 ニセマリオ「お、お前吸血鬼か!?」 -- 呪い 境界の巫女「まったく、同じような姿で物騒なことを言わないでほしいものだわ。こっちまで、変な目で見られる」 怒霊夢「あっ黒歴史」 八雲此糸「あっ四季の黒歴史キャラ」 -- 四季隊幻想班 真夜「私・・・生きた人間の血と脂が大好き・・・」 幽魔「・・・もうこいつ、人間じゃない・・・」←亜人 真夜「さて、彼を探してこないと」 -- 闇影兄妹 なんかマトモなチームメイトはいないかな… 夢幻は変なキャラしか作らないからな… -- 深紅の斬撃 はい、ジャイアンシチュー修造エディションの出来上がり。 -- 剛田武 うんにゃ、真冬ちゃん魔界では殺人なんかいも くりかえしてきたかんな。 いまでもやっとるけん、まほろさんに注意されとるが。 -- 真冬 真北「せっかくだから食ってみぃ?(スライム以下に対して)」 ジェレミー「じゃぁお前も食え」 -- KIJIN ARMY 境界の巫女「食べ物は貰う」 リマ「美味しそうだねー」 日光「まじかいな、おっかねートコに住んでたんなー。んにゃ、まほろさんの注意は守っとった方がいいら。」 -- 四季隊 まず真冬ちゃん食う。(食べ始める) うにゃ…悪くは無いねぇ、いい味だよん。 あー、もっとうめぼしがほしかった。 いやいや~まほろさんに注意されてもう実験台としてしか人は捕まえんからん。 -- 真冬 …やべっ。(人食う奴) -- マリオ 地方言語禁止ッ!(日光をハリセンで叩く) -- リマ・カーマイン・リンドー なんで私だけ… -- 東條日光 漆黒「あら、そうかしら(境界の巫女に対して)」 ニセマリオ「・・・・・・物騒だよな。」 漆黒「・・・・・・でも今は血よりも彼女が欲しい・・・・・・。」 ニセマリオ「彼氏じゃないのかよ・・・・・・。」 -- 呪 魔界は地方なんですよん …ありゃ? まちがっとっかかんな? -- 真冬 真北「あ、あたしンちのしじみカレーを思い出した。」 剛田「しじみカレー!?」 骨川「タチバナさんの奥さんってすごいこと考えるよね・・・」 -- KIJIN ARMY 快斗「うちの軍ドナルド滅茶苦茶強いな・・・・・・。」 ドナルド「ヒャッハッハッハッハッ!!」 ニセマリオ「やべぇ・・・・・・このままだとD-BR杯に出られない・・・・・・。」 漆黒「じゃあ誰かをt(ry」 ニセマリオ「それは絶対に嫌だ」 -- 快斗軍 ご主人、なんかつくってぇ。 -- 真冬 茶碗蒸しをつくるのぜ。 -- マリオ (わくわく) -- 真冬 できた。ほら、茸が沢山入ってておいしいぜ~。 -- マリオ もっきゅもっきゅ…旨すぎる! やはり美味しいねぇ。 -- 真冬 開幕会心は止めてください。 -- 射命丸 文 今日からお前は富士山だ!!! -- アチチルノ いや、だからやめてください。 -- 射命丸 文 あたいは厳しい! -- アチチルノ ニセニセマリオ「ケケケッ。今日ハ熱イカラタイプハ攻防強化ダ…。」 ニセマリオ「どうしてそうなった」 漆黒「…この熱さ…いつおさまるのかしら…。」 -- 呪 文、ホースだ。 -- マリオ あやや~了解いたしました~。 -- 射命丸 文 そんなに熱いなら、放水をあげるのぜ。 (ニセマリオに放水開始) -- マリオ ニセニセマリオ「ケケケッ!!ジャア俺ハ行ッテクルゼ…。」 ニセマリオ「おう、いってらっ(ry (0/1500)」 漆黒「あら、ハイドロカノンかしら?(なぜかこっちにも来たらしいが、呪いのチェーンソーで防御)」 ニセニセマリオ「…アレ?親方、ドウシタンダ?」 -- 快斗軍 さて、カメラの出番だ…。 -- マリオ あやややや~。旦那の偽者、此処に散る! いい記事ですねぇ。(うかれてる!) 旦那かっこいい~☆ -- 射命丸 文 ケケケッ。俺モ偽者ノ偽者ダ…。 -- ニセニセマリオ ニセニセマリオ「親方ハ何度デモ蘇ル…。」 漆黒「シャイン落とすけどね」 -- 呪 お宝だぜ~。(シャインGET!) うおっ、まぶし。 -- マリオ いくらで売れますかねぇ? -- 射命丸 文 …3000円ぐらいか? -- マリオ シャインはドルピック島に120個あります。そのうちのいくつかは何故かニセマリオが持っている・・・・・・。 -- 解説:快斗 3000円ですから、120個で計算しますと…。 36万円になりますよ、旦那。 -- 射命丸 文 じゃあ売らないで、そのまま持っておこう。 何か珍しそうだし、博麗神社のお賽銭箱に突っ込んでおくか。 -- マリオ すでにGETされているシャインは青色・・・・・・。取ればステージクリアだが、シャインは増えません。 -- 解説:快斗 金色に光っているから、マリオの持っているシャインは 新しくゲットした奴だな。 -- 舞台裏:くにお 快斗「まぁ、そういうことになりますね。あと実際のシャイン集めの目的はドルピック島の太陽を呼び戻す(!?)ことだったような気がします。」 快斗(キャラ)「ついでにニセマリオの逮捕も目的の一つになってたんだっけ?」 快斗「ニセマリオ初登場だからピンナパークステージ1の『メカクッパ とうじょう』をやった人はみんなびっくりしただろうね」 快斗(キャラ)「あの時ニセマリオ浮いたね!!浮いたね!!」 快十「あいつ一応飛べるみたいだからな。(マリオから逃げる時は飛びません)」 -- 快斗軍 何を好き好んで髭ヅラの野郎の絵を貰わなくちゃいけないの…。もう、文ー?何とか言ってやってよ。 -- 境界の巫女 ひげづら…ってだれですか(汗) 旦那に髭はありませんよ? -- 射命丸 文 真北「マジ?」 剛田「なんだって?」 -- KIJIN ARMY 旦那に団子鼻と髭はありませんと言ったはずです。 私は嘘をつきません。旦那はもう、かわいいんですよ。 -- 射命丸 文 文、おしゃべりが過ぎるぜ。 -- マリオ あやっ、すいません旦那。 -- 射命丸 文 漆黒「シャイン…絵じゃないわよ…。」 ニセニセマリオ「本物…カ。手強ソウダナ…。ケケケッ。」 -- 呪 よし、お宝も手に入ったことだし、 …記事を書こう。 -- マリオ いいですねぇ、3本ありますよ、ネタ。 -- 射命丸 文 よし、アチチルノの記事にしよう。 -- マリオ スライム以下「帰らせてもらうぜ。移動呪文・ルーラ!」 バルボロス「!?(激突)」 スライム以下「こういう時にバルボロスが上空にいて、頭ぶつけて落下とかありえねぇ!!!」 レオン「ざまぁwww」 -- 霧音軍 ボケてますねぇ。(スライム以下がバルボロスにぶつかった所を撮影してました) これはいい記事にできそうです。 -- 射命丸 文 さて、今度はこんな話題でも振ってみるか。 つ「この記事に載っている特技の中から一つだけ選べるとしたら?(※但し貫通攻撃は全キャラに搭載されているものとする)」 ちなみに俺なら「乱舞攻撃」を選んで、名前は「インファイト」にするよ。 あっ、ついでに言うとくけど「これ見直した方がいいんじゃね?」とかあったら報告してくれ。 -- レナード・マクラーレン この記事に載っている特技の中から一つだけ選べるとしたら? サブリナ・ガブリエル「うーん……、私は『状態変化防止』の『しんぴのまもり』ですかね……。」 ピーター・マイケル「僕なら『体力回復』の『リフレッシュ』にするよ。」 ドロシア・ヘルナンデス「あたしだったら『束縛』の『メロメロ』かな!そしてあのピ(ry」 レナード・マクラーレン「だからメロメロ厨は(ry」 -- 光の摩天楼連合 何かこう…しっくり来る…アレは無いのか? -- マリオ これですかねぇ? -- 射命丸 文 おおーっ、それは無い。 -- マリオ マリオさん 射命丸 文さん 何!?何が無いって!? -- レナード・マクラーレン …知りたいか? -- マリオ じゃあ、これですか? -- 射命丸 文 惜しいなー、後もう少しだな。 -- マリオ マリオさん 射命丸 文さん 何だかどこぞのクイズ番組みたいになってきたな……。 -- レナード・マクラーレン お前、「アレ」が知りたいのか?(レナード・マクラーレンに向けて) -- マリオ マリオさん は、はい……。もちろん覚悟は出来ていますけど? -- レナード・マクラーレン これ。(人間の腐った死体です) -- マリオ これ! -- 射命丸 文 胸が出すぎてる!駄目! -- マリオ これ以上ありませんよー、3人のうちのどれかにしてください。 -- 射命丸 文 じゃあ胸の出てる奴、それ以外はまた段ボールに入れるぜ。 何すんのかって?これから食べるんだよ、食べるか? -- マリオ マリオさん えっと、確かそれ……しかばね……だよね? -- レナード・マクラーレン 食べるのは旦那かレミリアさんかフランさんぐらいですよ…。 -- 射命丸 文 そうだZE、食べるのか?食べないのか? -- マリオ 337「水をさすようで申し訳ないのですがグロ系は苦手なのでやめてくださいほんとお願いします」 ラライム「ほどほどに頼むぜィ」 -- 337さんち すまねぇ、おかたづけするぜ(汗)(掃除中) -- マリオ 旦那はグロいの平気で突っ込んでいきますからね。 いや、なんかその、すいません。(掃除風景にモザイクかけてます) -- 射命丸 文 (掃除終了)さてさて、話題が無いのでゆっくりしています。 旦那にくっついてます。 -- 射命丸 文 あんまくっつくなwwwみすちー来たらどうするんだwww -- マリオ 日光「私と四季は基本的にナンデモコイ状態だから耐性はあるものの…まあニガテな人も居るのは確かだな」 リマ「生死の境の戦場に居ると、否が応でもグロやらエロやらが出てくるからね…ヒカルも大変だね」 日光「最初は拒絶反応が出たもんだ」 -- 四季隊 (サッカー雑談なう) 真北「クソ・・・点は取られてないけどデポられた・・・」 相本「アーセナル負けたのかよ・・・」 伊太衛門「さて次はお隣りとのダービーマッチだ。こんどこそ勝って首位奪還したいね」 エイト「宮市きゅんカッコ良すぎる・・・」 -- KIJIN ARMY 此処ではグロイ行為は控えるぜ。 (マナーはきちんと守るZE) -- マリオ あ ごめん、記事って。 被写体はマリオか。ニセマリオと勘違いしてたごめん。あなたにヒゲないのはわかる。 -- 舞台裏:境界の巫女 髭と団子鼻がある方が、銀髪猫74さんのマリオだな。 髭と団子鼻もないほうが、魔理沙のところのマリオだ。 -- 舞台裏:くにお ひらお(C)「あー、グロいの無理っす、マジ勘弁。死体とか無理。」 こだま「だよねーっ・・・フィクション程度なら平気だけどさ・・・」 のぞみ「グロいの余裕っす。戦闘マニアですから。」 成田「つかグロOKじゃねぇとバトロイやっていけねぇぜ!」 -- ひらお軍 今日の情報ですよ、旦那。 -- 射命丸 文 おっ、松岡修造さんがバトロイ会場にいる。すごいのZE! -- マリオ 真北「でないと軍人なんかやってられんから。」 相本「うん」 銅鑼衛門「うん」 (ちなみに作者は12歳のときにバトロワを見たらトラウマになりました。) 稲葉「しゅーーーぞーー!!!!」 剛田「お米食べろ!」 -- KIJIN ARMY 09「グロいのは・・・意外と平気」 幽魔「グロは平気だがエロは無理」 リーリィ「それは置いといて、あなた達が一番必要だと思うステータスってなんだと思う?」 テリー「速さじゃねーの?」 83「いや、力だろ」 真夜「絶望」 スライム以下「色気www」←死ね レオン「んなステータスねーから! あ、俺は魔力」 -- 霧音軍 真北「Powwwwweeeeeerrrr!!!」 相本「毎日無事故で終われるスキル」 稲葉「メジャータイトル」 剛田「歌唱力~♪」 伊太衛門「得点力」 銅鑼衛門「軍人精神」 -- KIJIN ARMY 熱さと友情ッ!(!?) -- マリオ 旦那と同じですッ!ついでにスピードですよ、スピード! -- 射命丸 文 おっ、いいねぇ文、それも忘れてた。後火力な。 -- マリオ あれ?リディルはどうした? いつもなら此処にいるはずなんだけどなぁ…。 -- マリオ あなた達が一番必要だと思うステータス サブリナ・ガブリエル「私達だったら『清き心』ですかね。」 ピーター・マイケル「まぁ、いくら強くても心が汚いんじゃあ皆に嫌われるのがオチだからね。」 ドロシア・ヘルナンデス「そうだよね!」 レナード・マクラーレン「……おいおい、バトロイにそんなものはねぇだろ!」 サブリナ・ガブリエル「神敗退スッドレ襲撃経験者がそんなこと言っても無駄だと思いますが?」 レナード・マクラーレン「あっ……。」 -- 光の摩天楼連合 日光「魅力だろフフン」 リマ「回復力かな」 -- 四季隊 リーリィ「ごめんなさい、今リディル君は不在なの」 テリー「・・・檻だ。檻の中にいる」 バーバラ「可哀想に・・・まだ7歳なのに」 レオン「いや、死んでないから!」 -- 霧音軍 快斗「こうげき、とくこう、すばやさ。」 快斗(キャラ)「ポケモンかよ~・・・・・・。俺は百(ry」 ニセマリオ(今復活した)「だからそれはねえよ!!(ついでにブラシクラッシュ)」 快斗(キャラ)「(こうかはばつぐんだ!)いひゃいいひゃい~・・・・・・。(1/3000)(特性くじけぬ心発動)」 -- 快斗軍 檻か…(帽子を深く被る)早く帰ってくるといいな。 いつでも私は待っている。 -- マリオ 私も待ちます、早く抜け出せるといいですね。 -- 射命丸 文 リーリィ「ありがとう・・・」 テリー「・・・すまない」 スライム以下「何この扱い方の違い。オレだと『ざまぁw』ばっかなのに」 ゼシカ「あんたは仕方ないわね。いじられキャラだから」 -- 霧音軍 ドロシア・ヘルナンデス「じゃあ、今度はあたしが話題を振ってみる。」 つ「今まで黒星を帰したキャラ達を通常とは違うランキングに載せる案について」 ドロシア・ヘルナンデス「あたしは大いにありだと思うよ!だってひらお式の最大の欠点を補う有効な手段にもなり得るし!」 レナード・マクラーレン「そうか?だとしたら台詞は勝利時ではなく敗北時のものを載せなくてはならなくなると思うのだが……。」 ドロシア・ヘルナンデス「あっ、確かにそうですよね……。」 -- 光の摩天楼連合 くそっ!しまったこの俺様がとうとう黒星喰らってしまった!一時期10連勝したりしたときがあったのに そろそろ戦力外が近いのかなあ!次回はステータスを変えて好成績を出しVを取れるように頑張るぜ! -- ホワイトチュウ兵衛(TigerKing) 真北「おい、棒人間の村で黒澤が22勝したんだけど、それって八百長じゃねぇか?」 相本「否定出来ないわね・・・」 ジェレミー「とっとと紅牙軍に帰れよ・・・。」 -- KIJIN ARMY 快斗(キャラ)「実力の内じゃないのかな?」 快十「・・・・・・でも気に食わねえ・・・・・・。」 -- 快斗軍 ニセマリオ「暇だったから第9687回D-BR杯見てみたが・・・・・・平沢唯さんも辛い思いしてるのかな・・・・・・。」 快十「225系5000番台の下位心?ふざけてやがる。」 漆黒「ニセマリオも・・・・・・そんな被害にあったわよね・・・・・・。」 ニセマリオ「ああ・・・・・・。」 -- 快斗軍 真北「唯ェ・・・」 ジェレミー「Rubbish」 那智衛門「へっへっへっ、どうやらだめぽ菌がB型に変異したようだな。」 相本「だめぽ菌なんて、絶対信じない。」 -- KIJIN ARMY 快十「・・・・・・なんだこれは。」 ディメーン「んっふっふ~☆」 ニセマリオ「LIFE12の時点でもう5勝とか納得いかねー・・・・・・。」 ドナルド「んー・・・・・・。」 -- 快斗軍 これで遊ぶか。(帽子からバトルドームを出す) -- マリオ 京阪500形の攻撃!(命中率20%/会心率30%) 京阪500形、会心の一撃!!! ディメーンに50のダメージをあたえた!! 快十「とか言ってた結果がこれだよ!!・・・・・・あー、気分悪りィ・・・・・・。」 ディメーン「もう僕下位心嫌だよ・・・・・・なんとか消さないと・・・・・・。」 快十「しゃあねぇ、俺も行ってくるか。」 -- 快斗軍 相本「(白眼視)」 那智衛門「平成の冷凍マンモスは下位心持ちだ!気をつけろ!」 真北「あのさぁ、余計なこと言いふらさないであげて?」 -- KIJIN ARMY バトルドーム! -- 射命丸 文 快斗軍の皆さん 下位心の件 ちなみに俺はTigerKingの下位心なら許せるけど、流石にそれ以外の軍の場合だと腹が立つタイプだ。 あと勝っても何も言わない奴等(※例えばジャムをじさんのキャラとか)も苦手だ。 まぁ、流石に負けたり逃げたりした時はむしろ何も言わない方がカッコいいと思っているのだが……。 -- レナード・マクラーレン リディル「また下位心ー? 1回程度なら許すよ」 スライム以下「あ? 誰だだめぽ菌B型とか言った奴」 冬渡「今季の冬は騒がしくて申し訳なかった。では、また次の冬に会おうぜ!」 吹雪宮「オレはもう少し居させてもらう」 風離「今日からあたしの出番とはいえ、寒い・・・」 -- 霧音軍 真北「俺らはむしろ逆だ。」 相本「特に版権で下位心は絶対認めないから。」 ジェレミー「普通に考えてTK軍のほうが断然許され難いだろ。」 -- KIJIN ARMY 快十「許せるわけねぇだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!・・・・・・あ、すまない。」 ディメーン「消すしかないよねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 -- 快斗軍 サンディ「下位心なんて、アタシの天の箱舟で轢いてあげるわヨ!」 ドランゴ「燃やしたい・・・」 真夜「36ダメージ以上の下位心だったら殺す・・・w」 レオン「お前ら落ちつけ」 -- 霧音軍 ジェレミーさん 普通に考えてTK軍のほうが断然許され難いだろ。 むしろ個人的にはそれ以上に俺達の作者の方がほよど酷いと思うのだが……。 -- レナード・マクラーレン おっ、戻ってきたのか?(箒にぶら下がってる) -- マリオ 快十「所詮KU☆ZUはKU☆ZUなのだ」 ニセマリオ「お前一瞬顔ブロリーにならなかったか?」 快十「気のせいだよ気のせい」 -- 快ニセM あやややや~。(同じくぶら下がってる) -- 射命丸 文 リディル「あ、はい。昨日まで檻送りにされてて・・・心細かったの・・・」 イムアス「俺がいるというのに?」 吹雪宮「貴様は当てにならん」 リディル「そういえば檻送りにされた時、一つだけ記憶を思い出したよ」 イムアス「ゑ」 レオン「・・・こえぇ(快十を見てる)」 -- 霧音軍 おーよかったよかった、心配したんだぜ。 (箒から飛び降りる) -- マリオ 悪いことされませんでしたか? もしされたならその人に旦那と私で「ドスッ」とやりますよ! -- 射命丸 文 リディル「うん、別に何もされなかったよ」 イムアス「オイリディルー思い出したことってなんだよー」 リディル「・・・ここで話すと暗くなっちゃうからやめておく」 イムアス「ツマンネ」 -- リディル&イムアス リディルさん いやはや、今までお前が檻送りにされていたとはな……。 ちなみに俺達モビラー軍の方ではそれ位はマシな方で、更に誰かが 非人間的な行動をやらかすと刑務所に投獄されるんだぜ……? -- レナード・マクラーレン それはよかった、あそこはよくいじられる場所だって聞いたからな。 私の箒に触ってみるか?ちょっと熱いけどな。 -- マリオ え、いいのですか?じゃ、じゃぁ触らせてもらいますね(マリオの箒に触れる)・・・あっつ! -- リディル まーたキミ達は下位心下位心とー。そんなに無言で倒されるのが嫌なら私が下位心やっちゃうゾ、コラ。晴れてキミ達はアンチ会心クンだ、おめでとう、ありがとう。 -- 東條日光 別に台詞なくたっていいだろー。勝利時だけは別だけどな。 で、非人間的な行動を取ると刑務所に送られるとかこえぇなぁオイ。 -- イムアス しかし火傷はしない熱さだ、私が小さいころに 不死鳥からもらった。だから紅い、熱い。 私と箒に乗って空飛んでみるか? -- マリオ 快十(見た目ブロリー)「貴様が下位心厨になるだと・・・・・・? (ここから見た目夜神月)ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!!!」 ニセマリオ「お前・・・・・・見た目色々あるのか?」 快十(見た目夜神月)「ああ、そうだよ。」 -- 快斗軍 そうよ、デフォルトでもいいじゃない。 台詞が無くてもいいじゃない。 気にしたら負けよ、試合に負けても楽しんだほうの勝利よ。 ま、マリオや私は盛り上げ役って所ね。(!?) -- 比那名居天子 リディル「あ、はい、ぜひ箒に乗ってみたいです!(緊張してます)」 イムアス「リディルの奴、無邪気だな。てかあいつこえー(快十に対して)」 -- リディル イムアス よし、後ろにつかまっていてくれ。(箒をまたいで飛ぶ準備) -- マリオ イムアスさん 非人間的な行動を取ると刑務所に送られるとかこえぇなぁオイ そうか?一応言っておくけど、こう見ても俺達は現代人だぞ? 何せモビラー軍の世界観は現代社会と全く変わらないからな。 まぁ、そのせいか平均年齢も他の軍と比べると高いけどな……。 -- レナード・マクラーレン リディル「はい・・・(マリオの後ろでブルブルしている)」 イムアス「そうなのか?・・・俺、他の世界よくわがんね。暇があったら、お前のすんでいる世界に行ってみるぜー」 -- リディル イムアス しっかり捕まってろよ、もし落ちたら文が救ってくれる。 まずはすこし浮いてみる。(100センチぐらい地面と浮くよ) -- マリオ (ピクピク震えている。しかし、先程よりは落ち着いている) -- リディル よし、私がいつも浮いている高さまで上昇するぜ。 しっかり捕まってろよ。(大体ビル5階の高さ) -- マリオ た、高い・・・でも、なんだか懐かしい高さ・・・(ゑ) -- リディル 日光「いーなー、空飛べるとか憧れちゃうなー」 リマ「…あれ、ヒカルって空飛べるんじゃなかった?」 日光「何の話してるんだ」 リマ「あれ? 確か前、こう、両手を下に向けてさ、炎を噴射して宙に浮いてなかった?」 日光「してねえって出来ねえって。どこのアイアンマンだよそれ」 リマ「あれー?」 日光「夢でも見てたんじゃねえの」 -- 四季隊 ヴィノル「俺も結構な高さまで浮ける」 レオン「黙れ鬼火」 リーリィ「いいなぁ、空を飛ぶ能力があるなんて・・・」 -- 霧音軍 もう少しいるか?それとも、もう降りるか? -- マリオ 空を飛べるキャラの話題 俺達の方じゃ超能力無しに限ると以下の3人位しかないからなぁ……。 ・山奥の狩人ケビン(光の摩天楼連合・鷲犬) ・ウィリアム・ウィリアムズ(自然の守り人達・鳥人間) ・マーク・スイフト(楽園への扉連盟・鳥人間) -- レナード・マクラーレン いえ、行ける所まで行きたいですっ(汗) -- リディル よしよし、将来が楽しみだ。(さらに上昇) 文!しっかりついて来いよ! -- マリオ 了解です、旦那。(きちんとマリオと平行して飛んでる) -- 射命丸 文 っと、このぐらいか?(ビル13階の高さ) -- マリオ 高いですね・・・(戸惑いを隠せないようだ) いえ、もっと!(欲張るな) -- リディル !? -- 闇竜バルボロス よし!どのぐらい飛びたいか言うんだぜ! そこまで飛ぶZO!(喜んでる) -- マリオ リマ「浮くくらいなら出来そうな気もしない?」 日光「だから出来ねえって、わかんねえヤツだな。私の炎はほとんど反動が無いんだよ。ジャンボジェット機のようにはならねえって」 リマ「でも念力が混じってるんでしょ?」 日光「混じってるっつーか……うーん」 リマ「見たいデス!」 日光「多分無理デス」 -- 四季隊 え、えっと・・・バルボロスさんがいる所まで(大体ビル25階の高さ) -- リディル こらーっ!リディルだけずるいぞ!俺だって飛べるは・・・ず(助走をつけて飛んでみた。しかし浮かなかった!) -- イムアス おおっ、チャレンジャー!(高速でそこまで行くよ) -- マリオ 旦那ーッ。(一緒に飛んでいる) -- 射命丸 文 快十(ブロリー顔)「所詮クズはクz(ry」 ニセマリオ「今のmarinonet.はTK軍といい鬼神軍といいとにさとかいう奴の6666666といい・・・・・・。」 ディメーン「鬼神軍でも容赦はしないよ☆快十くん、一緒に倒しちゃおうよ☆」 快十(ブロリー顔)「いいだろう・・・・・・ただし、お前との勝負の時も手加減しないぞ。」 -- 快斗軍 ディメーン「あれ?トゲトゲくんもいるみたいだね~☆」 クッパJr.「お父さ~ん頑張って~!!」 快十「面白くなってきた と言いたいところだが・・・・・・。」 紅蓮「鬼神軍また懲りずにやってるみたいね・・・・・・。」 -- 快斗軍 真北「へっ、TK軍よりはマシだろ。」 ジェレミー「こうやってまた僻んでると好感度下がるぞ。」 -- KIJIN ARMY 快十(ブロリー顔)「何がマシだ」 ディメーン「下位心を使う軍は軍で悪いということに変わりは無いと思うんだよね~☆」 漆黒「私なんか斬り刻もうかと思ったくらい…。」 -- 快斗軍 真北「チッ、カチンときた。」 鬼神「こっちだって好きでやってるんとちゃうねん。処罰としてやっとるんや。」 -- KIJIN ARMY 快斗「処罰にしては悪質すぎないですか?」 快十(ブロリー顔)「ニセマリオなんか散々ナメられたというのに」 快斗「そんなんでキャラをけなされるのはごめんなんですよ。」 -- 快斗軍 お前また被害妄想激しくなってないか? -- 石坂線の鬼神 いや、事実ですし。 そちらの理由でみんなのキャラやこっちのキャラをけなされるの本当に嫌なんですよ。 -- 快斗
https://w.atwiki.jp/th-gotouchi/pages/193.html
近畿のページ(暫定) ここは近畿のページです 滋賀県 伊吹 萃香(伊吹山) アリス・マーガトロイド(人形劇の図書館) リグル・ナイトバグ(大百足伝説) 四季映姫・ヤマザナドゥ(小野神社) 蓬莱山 輝夜(蓬莱山) キスメ(妖怪釣瓶落ろし) 永江 衣玖(羽衣伝説) 八雲 紫(八雲ヶ原) 八雲 藍(八雲ヶ原) 西行寺 幽々子(俵藤太の大百足退治、泡子塚) 三重県 射命丸 文(F1鈴鹿サーキット) 永江 衣玖(伊雑宮の玉手箱) 霊烏路 空(熊野) 博麗 霊夢(伊勢神宮、赤福=赤服) 比那名居 天子(名居神社) キスメ(海女桶料理) 京都府 西行寺 幽々子(西行寺) アリス・マーガトロイド(京人形) 上白沢 慧音(一条戻り橋) 魂魄 妖夢(広有射怪鳥事) 射命丸 文(天狗、鞍馬寺) 伊吹 萃香(酒呑童子伝説) 星熊 勇儀(酒呑童子伝説、大江山) 鍵山 雛(次郎左衛門雛) 黒谷 ヤマメ(土蜘蛛伝説) 水橋 パルスィ(宇治の橋姫、橋姫神社) 多々良 小傘(知恩院の忘れ傘) 封獣 ぬえ(鵺退治) ルーミア(百鬼夜行絵巻) 宇佐見 蓮子(京都の学生、蓮台野) マエリベリー・ハーン(京都の学生、蓮台野) 八坂 神奈子(八坂神社) 藤原 妹紅(平安京) 奈良県 蓬莱山 輝夜(竹取物語の舞台) 藤原 妹紅(法華滅罪之寺) 稗田 阿求(稗田阿礼) 黒谷 ヤマメ(葛城山の土蜘蛛) 聖 白蓮(信貴山縁起) 秋 静葉(紅葉の名所龍田川) 大阪府 西行寺 幽々子(弘川寺) 寅丸 星(阪神タイガース) 黒谷ヤマメ(日本蜘蛛学会) ルイズ(服部天神宮) 風見 幽香(花の万博) 秋 静葉(もみじの天ぷら) 封獣 ぬえ(鵺塚) 茨木 華仙(茨木市) ナズーリン(一寸法師) 兵庫県 紅 美鈴(南京町) 宇佐見 蓮子(日本標準時) 風見 幽香(風見鶏の館、宝塚花組) 稗田 阿求(稗田神社) 鍵山 雛(門戸厄神駅、厄神駅) 封獣 ぬえ (鵺塚) 寅丸 星(阪神タイガース) 十六夜 咲夜(花時計) 和歌山県 鍵山 雛(淡嶋神社) 洩矢 諏訪子(かえる橋) 霊烏路 空(熊野三山、雑賀党、八咫烏) 古明地 さとり(さとりの大入道) 嫁分布図(暫定) + ... imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 平安京のもこたんは何処へ -- (名無しさん) 2024-02-09 21 13 48 名前 コメント すべてのコメントを見る